7月4日発表

　IDC Japan株式会社は4日、モバイルPCを外出先で仕事に使用しているユーザーを対象に行なったアンケート調査を発表した。有効回答数は517名。

　これによると、仕事用のモバイルPCは2スピンドルモデルが50.2%と過半数を超え、2004年では52.1%だった1スピンドルモデルを逆転した。

　モバイルPCに対する満足度は、全体で「大変満足」、「やや満足」とする回答が57.3%。ベンダー別では、松下電器産業のモバイルPCを利用しているユーザーの38.6%が「大変満足」とし、全体平均の15.7%を大きく上回っている。

　そのほか、モバイルPCが備えるセキュリティ機能につていは、筐体ロック機能やHDDロック機能などが10%を超える装備率で、何らかのセキュリティ機能を備えている割合は37.3%となっている。

　同社は、「モバイルPCの使用に関して管理ルールがあるとする回答は全体の約3分の1で、2004年調査とほとんど変化がなく、個人情報保護法が施行されても、モバイルPC使用に伴う情報漏洩リスクに対して企業の運用面における対応はまだ鈍いことがうかがえる」としている。

ベンダー別モバイルPCの総合満足度 Source: IDC Japan, 7/2005

モバイルPC本体の情報漏洩防止機能搭載状況 Source: IDC Japan, 7/2005

□IDC Japanのホームページ
http://www.idcjapan.co.jp/

(2005年7月4日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]