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ブラザー、モノクロレーザー複合機4機種7月1日より順次発売 ブラザーコールセンター ブラザー工業株式会社は、モノクロレーザー複合機4機種を7月1日より順次発売する。対応OSはWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XP、およびMac OS 9.1~9.2、Mac OS X 10.2.4以降。 全機種に新型プリントエンジンを搭載したほか、給紙経路など全部品の見直しにより、従来機種より本体高を抑え、印刷速度を18ppmから20ppmへ向上させた。
「MFC-7820N」は、Ethernet標準搭載のモノクロ複合機。8月1日より発売され、価格は94,500円。パラレルポート/USB 2.0も備える。メモリは32MBを搭載する。 プリンタ部の印刷解像度は最大2,400×600dpi、カセット対応用紙はA5~A4、レター、ハガキ。手差しで封筒などにも対応。カセットの給紙枚数は最大250枚。 スキャナ部の撮像素子はCISで、光学解像度は600×2,400dpi、ソフトウェア補完解像度は9,600×9,600dpi。入力/出力階調はともにRGB各色8bit。また、ADF(原稿自動送り装置)を搭載し、給紙枚数は35枚。 コピーの複写速度は20ppm、解像度は600×300dpi、連続複写枚数は99枚。50~400%の拡大/縮小コピーも可能。 FAX部の通信規格はSuperG3を採用し、通信速度は33.6kbps~2,400bps(自動切替)。 本体サイズは432×395×294mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.5kg。
「MFC-7420」は7820NからEthernetを省き、メモリを16MBとしたモデル。7月1日より発売され、価格は84,000円。 また、FAXの通信規格はG3となり、通信速度は14.4kbps~2,400bpsとなる。そのほかの仕様は「MFC-7820N」とほぼ同じ。
「DCP-7010」はMFC-7420からADFとFAX機能を除いたモデル。7月1日より発売され、価格は52,500円。 FAX非搭載のため一部ボタンが省略されるほか、ADF非搭載のため本体の高さが低くなり軽量化されるが、そのほかの仕様はMFC-7420とほぼ同じ。本体サイズは432×395×253mm(同)、重量は約8.3kg。
「FAX-2810」は、ADF、FAX、および電話機能を搭載し、スキャナ機能を省略したコンパクトモデル。また、プリンタ部の印刷解像度は最大600×600dpi、メモリは8MB。8月1日より発売され、価格は73,500円。 本体サイズは374×374×262mm(同)、重量は約7.35kg。
14日に行なわれた製品発表会では、ブラザー工業 取締役 常務執行役員 I&Dカンパニー プレジデント 小池利和氏が同製品投入の狙いについて語った。 同氏は、「アメリカや欧州市場で当社は、モノクロレーザーのシェアNo.1を獲得しているが、日本市場ではメーカーの認知度が低いこともあり、総合シェアでは低調が続いている。ただ、日本市場におけるモノクロレーザー複合機では約80%のシェアを獲得している。今後も複合機などのSOHO向け製品を中心にラインナップを充実させていきたい」と語った。 また、「当社は印刷速度に関して、20ppmで十分と認識している。これからは企業でも、高速なレーザープリンタを共有するのではなく、コンパクトでコストパフォーマンスに優れた製品を1人1台で使っていただきたい」とプリンタの分散化を主張した。
□ブラザー工業のホームページ (2005年6月14日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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