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COMPUTEX TAIPEI 2005レポート【やじうま編】
ポリタンク入りの詰め替え用インクほか
会場:Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/2/3 近年、COMPUTEXの「裏」の定番であるちょっといかがわしい変わったアイテムはややトーンダウンをしつつある。通例、プレスルームで顔を合わせたプレス陣の間では「あのブースのあのアイテム見た?」、「見た見た。あれはないよね?」といったような会話がなされるのだが、今回はそういったモノを見かけることが少なく、「何か面白いモノあった?」と聞いても「うーん……」という返事がほとんどだった。 とはいえ、数こそ減ったものの、変わり種アイテムはまだまだ健在だ。また、いくつかの小さなブースでみかけるのが、変わった展示方法だ。商品自体で差別化が難しいとなれば、展示方法を変えることで目立ってやろうという、涙ぐましいというか商魂たくましい姿をみかけることがある。ここでは、それら変わった製品や、展示を紹介していく。 ●詰め替え用インクをポリタンク売り 変わった展示としては、詰め替え用インクジェットインクを巨大なポリタンクに入れて展示してるブースがあった。台湾でもエプソンやキヤノンが人気プリンタメーカなのだが、ご存じの通りプリンタメーカーは非純正のインクカートリッジや詰め替えを使わないよう推奨している。 しかし、台湾では交換カートリッジや詰め替えインクを普通に店頭で販売しており、ユーザーも普通に買っていっているようだ。とはいえ、ポリタンクで展示していたのはこのブースくらい。この状態で本当に売っているのかは不明だが、買えたとしても個人では一生使い切れないだろう。
●微妙な製品 数こそ少なくなったが、相変わらず小さめのブースではちょっと著作権的に微妙なものをみかける。あるブースでは日本でも人気のタイコゲームにそっくりなゲームを発見。そしてほかのブースではミッキーマウスをかたどったMP3プレーヤーを発見。こちらのMP3プレーヤーはコピーライトマークが入っていたので、きちんとディズニーの認可を受けたものかもしれないが、前述のタイコゲームを見た後では、つい……。 ●熱いブースと熱い観客 ある程度大きなメーカーのブースでは定期的に観客を呼び集めるためのショーを行なっている。ショーではキャンペーンガールが踊りを踊ったり、クイズやくじ引きを行なって、景品を配ったりしており、ひとたびショーが始まるとブースの前は黒山の人だかりとなる。 ここまでは、日本の展示会でも見られる風景だが、COMPUTEXでちょっと違うのは観客の熱さだ。これらのショーではしばしば、メーカーの名前を観客に叫ばせて、大声を出した人に景品を投げ与えている。どちらかというとシャイな人間が多い日本人にとって、この光景はちょっと異様で「キーホルダーをもらうためによくこんなに真剣になれるよなー」と一歩引いた目で見てしまうのだが、停滞が長引く日本のPC市場に今必要なのはこういった熱気なのかもしれない。
●そのほか目新しい製品 そのほか、会場でみかけた目新しい製品や変わった製品を写真で紹介する。 □COMPUTEX TAIPEI 2005のホームページ(英文) (2005年6月4日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp / wakasugi@impress.co.jp / 多和田新也]
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