東芝に8,400万ドルの懲罰的賠償 ~Lexarは東芝製品の販売差し止めも要求
3月24日(現地時間) 発表
米国カリフォルニア州サンタクララ郡の高等裁判所は24日(現地時間)、米Lexar MediaのNAND型フラッシュメモリ関連技術に関する企業秘密を、株式会社東芝が盗用したことなどで、東芝および子会社のToshiba America Electronic Componets(TAEC)に対し、8,400万ドルの懲罰的賠償金の支払いを命じる判決を下した。
同高裁は23日(同)に、東芝およびTAECに対しLexarに3億8,140万ドルの損害賠償の支払いを命じる裁決を下したが、今回、東芝の行為に詐欺、悪意があったものとして、8,400万ドルの懲罰的賠償を命じた。
この裁決を受けLexarは、米国における東芝製品の販売差し止めを求める構え。Lexarの訴えが認められれば、東芝は最大18カ月間NANDフラッシュチップ、CF、xD-Picture Cardなどの販売を差し止められる可能性がある。
一方東芝は、「当社はNAND型フラッシュメモリ技術の発明企業であり、今回の陪審による評決は不当である」と主張しており、今後東芝の主張が認められるよう、法的手段を用いて解決するとコメントしている。
□Lexar Mediaのホームページ(英文)
http://www.lexar.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.lexar.com/newsroom/press/press_03_24_05_2.html
□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_03/pr_j2501.htm
□関連記事
【3月24日】東芝に3億8,000万ドルの損害賠償命令
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0324/lexar.htm
(2005年3月25日)
[Reported by ryu@impress.co.jp]
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