[an error occurred while processing the directive] |
アップル、新型iPodの国内説明会を開催2月25日開催 アップルコンピュータ株式会社は、23日に発表した新型iPodについて、記者説明会を実施した。 iPodシリーズのハイエンド的位置づけとなる「iPod Photo」は、新たに30GBモデルが投入。本体サイズは61.8×16.1×103.5mm(幅×奥行き×高さ)となり、従来のiPod Photo 40/60GBモデル(厚さ19mm)よりも薄く、iPod 20GBモデル(厚さ14.5mm)よりは若干厚いサイズとなった。 30GBモデルの本体サイズについては、従来から薄型タイプの要望が多かったことをふまえ、今回のモデルは、容量/サイズのベストコンビネーションにしたという。価格についても従来は高価で敷居が高かったとし、60GBモデルは70,140円から大幅な値下げとなる49,800円となった。 ただし、従来製品に付属していたクレードルやTV接続キットは別売で、これについて同社では、「主にミュージックプレーヤーとしてiPodを利用するユーザーに配慮し、必要最小限の付属品で安価な製品とした」と説明している。 同時にアナウンスされた、「iPod Camera Connector」はデジタルカメラと直接接続して写真をiPod Photoに転送するアダプタ。価格は3,400円で3月下旬発売予定。対応デジタルカメラは、近日中に同社Webサイト上で公開される。 iPod Photoのドック用端子と、デジタルカメラのUSB端子を直接接続して写真の転送を行なう。写真データ転送時は、iPodやTV出力で表示可能なサイズにリサイズされるが、デジカメ内の元データそのものをiPod Photoに転送してストレージのように利用できるかどうかなど、詳細な仕様は現時点で未定。また、ファームウェアのアップデートにより、旧iPod Photoでも同アダプタが利用可能になるという。 なお、iPod Photoでは、HDD容量にかかわらず収録可能な写真の枚数は25,000枚。これは、データ容量の問題ではなく、フォトビューア操作時のレスポンスを維持するために制限をしているためという。
iPod miniは、内蔵バッテリパックやパワーマネジメント機能の改善により、最大18時間駆動が可能になったことが主な特徴。新たにHDD容量が6GBのモデルも追加された。4GB/6GBともに、ACアダプタやFireWireケーブルは別売。4GBモデルは付属品を省くことで事実上の値下げとなった。 ボディカラーは旧モデルをベースとしながら、より鮮やかな発色となり、Click Wheel上の文字は本体色に合わせたものとなった。なお、今回のモデルではゴールドをベースとしたモデルは用意されず、全4色となる。
冒頭で挨拶したアップルコンピュータ株式会社の代表取締役 前刀禎明氏は、「iPodは昨年末の時点で1千万台を出荷した。昨年はiPod miniを発売し、社会現象となるほどだった」などと好調ぶりをアピール。 「iPodをはじめとするデジタルミュージックプレーヤーの国内シェアでは、2004年12月時点でCDプレーヤーを追い抜き、2005年2月には、ついにMDを抜くことができた」とし、特にiPod Shuffleの投入後、シェアが急速に伸びていることを強調。
「今回の製品投入によって、iPodファミリーがさらに強化され、あらゆるユーザーの使い方に合わせ、より多くの人に対応できるものとなった。国内の携帯オーディオプレーヤーのナンバーワンを目指してやっていきたい」などと語った。 質疑応答では、iPodを取り巻くユーザー層の変化について質問がされ、「iPod初代モデル発表当時は、主にガジェット好きな20代後半の男性がユーザーの中心だったが、iPod miniの登場によって女性層が増加。安価なiPod Shuffleの投入によって低年齢層も加わった」とし、「今回、従来のiPodシリーズも値下げされたことで、さらに年齢層は拡大していく」という見通しを語った。 □アップルのホームページ (2005年2月25日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|