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トヨタ、「愛・地球博」ロボットショーを公開
〜楽器演奏ロボットや搭乗可能な2足歩行ロボットなど

12月3日発表



 トヨタグループは3日、お台場にある同社のショウルーム「メガウェブ」にて「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」においてトヨタグループ館で実施するパフォーマンスショーの具体的内容を発表した。

 ショーに登場するトヨタ・パートナーロボット、搭乗歩行型ロボット「i-foot」、そしてコンセプトビークル「i-unit(アイユニット)」も披露された。

トヨタグループ館イメージ ショウのイメージ

 トヨタグループ館のテーマは「モビリティの夢、楽しさ、感動」。「地球と共生するモビリティのあり方」、「地球規模で移動する喜びや夢、モビリティの魅力」を紹介するとしている。

 一方、ショーのタイトルは「MOVE LIVE(動く・生きる)」。演出テーマは「動くことは自由であること、動くことは生きること」。ショーそのものはロボットたちによるウェルカムショーと、i-unitとi-footによるメインショーの2部構成になる予定。

 今回の記者会見で登場したのはロボットとi-unit含め6種類、合計7体。DJロボットが人間の司会とかけあいをしながら楽団仲間が登場する、というスタイルだった。

 愛・地球博は2005年3月25日〜9月25日までの会期で開催される。

●パートナーロボット

 トヨタでは人の役に立つことを目的として、パートナーロボットを開発している。アプリケーションはアシスタント、福祉、製造、モビリティ。顔は見る側によって色んな表情に見えるハニワや能面をイメージしてデザインされており、「和の心」、「もてなしの心」を表現しているそうだ。

 DJロボットは「セグウェイ」のような倒立振子型の二輪ロボット。そのほかもトランペット以外は車輪移動型のロボットだ。演奏したのは「聖者の行進」。楽器はドラム、チューバ、トランペット。もちろん実際に演奏している。

 今回はロボット3台による合奏だったが、本番はさらにトロンボーン、ホルンが加わり、合計8台のロボットによるウエルカムショーが行なわれる予定だ。

ピースサインのDJロボット ドラムロボット。高速での移動、小回りの利くボディ、すばやい腕動作などが技術的ポイントとのこと かなりのスティックさばき。腕をこれだけの高速で制御するのはかなり大変だったという
チューバロボット。手は実際に楽器を持たせたあと、ずれを防ぐために固定しているそうだ トランペットロボット。「人工唇」でトランペットを本当に吹くことができる
ほっそりした脚部

 トランペットを吹く二足歩行型ロボットは、2004年3月に発表されたモデルが高さ120cmで35kgだったのに対し、高さ145cmながら重量40kg(楽器含む)と、昨年発表されたモデルよりもさらにスリム、軽量化されている。特に脚部膝下部分などは、「ほとんど骨組みだけ」の構造になっているという。

【動画】DJロボット 【動画】演奏を行なっているのは、将来の複数ロボットによる協調作業や、手指を使って多様な道具を扱えるようになることを目指しているため 【動画】「聖者の行進」

●i-unit

 「i-unit」は最初はダンサーが乗って暗闇から登場するという演出。2003年に同グループが「第37回東京モーターショウ」で発表していたコンセプトモデル「PM」の発展版だ。PMに比べるとこちらもまた小型化しているのが分かる。

 右手のコントローラーを前に倒すと前進、回すとそのまま右左に旋回する。高速移動時には低い姿勢へと変形するコンセプトもそのままだ。キャノピー部分は小さくなったが、やはり顔の前を覆うようになっており、全体に発光ユニットが埋め込まれている。

横から見てもかなりコンパクトだ 有機的で美しいデザイン。デザインテーマは環境を重視した愛・地球博に合わせて「葉」だという
正面 車輪部分 キャノピー部分
高速移動モード 使用シーンイメージ コンセプトは「環境との共生」、「人間の拡張」だと語るトヨタ自動車株式会社第2トヨタセンターの加藤氏
【動画】登場シーン 【動画】ショーの様子。その場回転
【動画】変形する様子 【動画】ショーが終わって退場。スムーズに動く様子が分かる

●i-foot

 i-footは人間を載せるだけあって重量200kgとかなりの大型のロボット。足は鳥脚型で、操縦者が乗り込みやすいようになっている。可搬重量は60kg。トヨタ自動車株式会社 生技開発部 高木宗谷部長によれば、実験室内では階段昇降もしているという。操縦は右手元のジョイスティックで行なう。

3次元モビリティ“SHELL ON LEG”がデザインコンセプト。すっぽりと搭乗者を包み込むようなシェルデザインを採用。万が一、転倒するようなことがあっても搭乗者の体を守るようになっているという 搭乗者の足下には大きなエアダクトらしきものがある。正面には下を照らすライトが設置されている 脚部。足首位置にも足下を照らすライトがある
頭部も含めてすっぽり覆われているのが分かる 【動画】なめらかな足運びで登場

□トヨタ自動車のホームページ
http://www.toyota.co.jp/jp/index.html
□ニュースリリース
http://www.toyota.co.jp/jp/news/04/Dec/nt04_1201.html
□出演ロボット概要
http://www.toyota.co.jp/jp/news/04/Dec/nt04_1201c.html
□i-unit概要
http://www.toyota.co.jp/jp/news/04/Dec/nt04_1201d.html
□愛・地球博のホームページ
http://www.expo2005.or.jp/jp/index.html
□トヨタグループ館 パフォーマンス・ショー開催内容について
http://www.expo2005.or.jp/jp/N0/N1/N1.1/N1.1.31/index.html
□関連記事
【2003年11月27日】【森山】未来の車は多足多輪?「ハルキゲニア・プロジェクト」発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1127/kyokai18.htm

(2004年12月3日)

[Reported by 森山和道]

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