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JAL、機内インターネットサービスをデモ
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11月25日公開
株式会社日本航空インターナショナル(JAL)は25日、航空機内でインターネットが利用できるサービス「JAL SkyOnline」のデモを東京 丸の内ビルディング内で開催した。
JAL SkyOnlineは、米ボーイングの一部門である「Connexion by Boeing」が提供するインターネット接続サービス。Boeing 747-400の機体上部に搭載されたアンテナにより、衛星経由で地上のデータセンターと接続するもの。これにより、機内からのインターネット利用が可能になる。
機内にはIEEE 802.11b対応無線LANアクセスポイントが設置され、ユーザーは持参したPCで接続する。現時点での実効速度は100~200kbps前後。
接続料金はフライト時間で決まる定額制と使用時間による従量課金制が用意される。定額制では、3時間未満が14.95ドル、3~6時間が19.95ドル、6時間以上が29.95ドル。従量課金制は、3時間未満の場合が7.95ドル、3時間以上の場合は9.95ドルからで、ともに30分以降の追加金額は1分ごとに0.25ドル。
Connexion by Boeingが提供するインターネット接続の仕組み | 機内にはアクセスポイントとルーターが設置される | 機体上部に設置されるアンテナ |
有料サービスでは、一般的な電子メールの利用、Webブラウズなどのほか、VPNにも対応し、企業内のイントラネットへの接続も可能。利用料金が無料なJAL機内ポータルサイトも用意され、航空機の発着案内、空港情報などを自由に閲覧できる。
ファースト、エグゼクティブ、エコノミーの全クラスで利用可能なサービスだが、ファーストクラスおよびエグゼクティブクラスでは、各席にPC用の電源コンセントを備え、自由に利用できる。
2004年12月9日から東京=ロンドン間の401/402便で運行されるが、対応機体が1機のため隔日運行となる。2005年3月以降は、更に1機が追加され、連日の運行が可能になる予定。
同社では、「今後は欧米などの長距離路線を中心に対応を進めていくが、将来的には自社の全航空機に搭載したい。いずれはあって当たり前のサービスとなるはず」(日本航空インターナショナル マーケティング企画室 企画室マネージャ木村 啓氏)とコメントしている。
なお、発表会にはインテル株式会社マーケティング本部コンシューママーケティング コンシューマプログラムマネージャの梶原武志氏も出席した。
「Centrinoブランド発表後、国内PCの6割はノートPCとなり、これは世界的にもめずらしい市場といえる。ノートPCに必要なのは、無線LAN、バッテリ駆動時間、性能、薄型軽量デザインの4点だが、Centrinoはすべてを満たしている」と、JAL SkyOnlineを利用するにあたって、申し分のない性能を提供できることをアピールした。
また、Centrinoブランド投入後から公衆無線LANスポットは飛躍的に増加し、現在では、5,700カ所以上のホットスポットが稼働しているという。
東京・丸ビル1Fのイベントスペースでは、ビジネスクラスシートを展示しながらのデモも実施された | シート脇に電源コンセントを装備している |
□JALのホームページ
http://www.jal.co.jp/
□JAL SkyOnlineのホームページ
http://www.jal.co.jp/inflight/internet/
□Connexion by Boeingのホームページ
http://www.connexionbyboeing.com/
□関連記事
【10月12日】JALも機内ネット接続サービス、12月9日からロンドン線で提供
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7038.html
(2004年11月25日)
[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]