11月下旬より順次発売

価格：オープンプライス

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　NEC三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社は、液晶ディスプレイ5製品を11月下旬より順次発売する。価格はオープンプライス。

　動画再生に優れる光沢パネルを採用した19型の「RDT195S」、17型の「RDT1710S」、19型光沢パネルにTVチューナやD4端子を搭載した「VISEO MDT191S」、ビジネス用途向けの19型「RDT195V」、17型「RDT1710V」の5製品が発売され、それぞれにブラックモデルも用意される。

　全モデルが新デザインを採用。新たにOSD操作用の4方向スティック「E-STICK」を追加したほか、動画や静止画向けの表示モードを選択可能な「DV MODE」を搭載。また、これまで上位製品しかできなかった高さ調節が全モデルで可能となった。インターフェイスはアナログ、デジタル(DVI-D)の2系統入力。

ふくらみを持たせたという新デザインを採用	「DV MODE」、「E-STICK」	高さ調節も全モデルが可能に

●応答速度8msの光沢パネル採用「RDT195S」

　「RDT195S」は、光沢パネルを採用する19型液晶ディスプレイ。発売は12月上旬で、店頭予想価格は9万円を切る見込み。

　応答速度8ms、輝度400cd/平方m、コントラスト比700:1のパネルを採用し、動画再生能力を高めた。応答速度は液晶製品の中で最速クラスとしている。

　解像度は1,280×1,024ドット(SXGA)、表示色数は約1,677万色。視野角は上下155度/左右170度。本体サイズは412.5×220×386.5～496.5mm(幅×奥行き×高さ)、スタンドを含む重量は約6.8kg。

RDT195S	ブラックモデルRDT195S(BK)	高速応答の光沢パネル

●TVチューナ搭載の光沢パネル液晶「VISEO MDT191S」

　「VISEO MDT191S」は、TVチューナを搭載するSXGA対応19型液晶。発売は12月上旬で、店頭予想価格は10万円を切る見込み。同社は2000年以降、TVチューナ搭載の液晶ディスプレイから撤退していたが、今回、復活となった。

　TVチューナは3次元Y/C分離回路や3次元I/P変換、ノイズリダクションなどの高画質回路を搭載。また、D4端子やSビデオ/コンポジット入力を備え、外部入力にも対応可能。PC画面にTVチューナやSビデオ/コンポジット入力からの映像を小画面表示できる。PCとD4の同時使用はできない。

　液晶はRDT195Sと同クラスのパネルを採用し、応答速度8ms、輝度400cd/平方m、コントラスト比700:1、表示色数約1,677万色。視野角は上下160度/左右170度。

　本体の下部に2W+2Wのステレオスピーカーを備える。スピーカーは裏面のねじで取り外しが可能となっている。本体サイズは412.5×220×406.5～496.5mm(同)、スタンドを含む重量は約7.4kg。

VISEO MDT191S	MDT191S(BK)	主な特徴

●5万円台の光沢パネル17型「RDT1710S」

　「RDT1710S」は、光沢パネル採用のSXGA対応17型液晶。発売は11月下旬で、店頭予想価格は6万円を切る見込み。

　主な仕様は、応答速度12ms、輝度300cd/平方m、コントラスト比500:1、表示色数約1,677万色。視野角は上下/左右ともに160度。本体サイズは367×198×362.5～472.5mm(同)、スタンドを含む重量は約6.1kg。

RDT1710S	RDT1710S(BK)

●広視野角のビジネス向け19型「RDT195V」

　「RDT195V」は、視野角が上下/左右ともに176度のノングレアSXGA対応19型液晶。発売は12月上旬で、店頭予想価格は7万円台半ばの見込み。

　主な仕様は、応答速度25ms、輝度230cd/平方m、コントラスト比500:1、表示色数約1,677万色。本体サイズは412.5×220×386.5～496.5mm(同)、スタンドを含む重量は約7.5kg。

RDT195V	RDT195V(BK)

●応答速度12msの17型「RDT1710V」

　「RDT1710V」は、応答速度12msのノングレアSXGA対応17型液晶。発売は11月下旬で、店頭予想価格は5万円を切る見込み。

　主な仕様は、輝度250cd/平方m、コントラスト比500:1、表示色数約1,677万色。視野角は上下/左右ともに160度。本体サイズは367×198×362.5～472.5mm(同)、スタンドを含む重量は約6.1kg。

RDT1710V	RDT1710V(BK)

●「最強ディスプレイメーカーであり続けたい」

　同社は27日、都内で今回の新製品発表会を開催。

　同社 代表取締役副社長 栗坂伸継氏は「国内市場がCRTから液晶へ移っていく中で、応答速度12msの前モデル『RDT194S』が非常に好評だった」とし、新製品はそれを上回る製品と紹介。「今回の製品は、光沢パネル、応答速度8msなどスペック面でかなり訴求できる。19/17型でのシェア拡大を目指し、最強ディスプレイメーカーであり続けたい」と新製品に対する意気込みを語った。

□NEC三菱電機ビジュアルシステムズのホームページ
http://www.nmv.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nmv.co.jp/press/index_pressH161027_1.html
http://www.nmv.co.jp/press/index_pressH161027_2.html
□関連記事
【4月20日】NEC三菱、応答速度12msの19型/17型液晶ディスプレイ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0421/nmv.htm

(2004年10月27日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]