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カノープス、同社初のATI製GPU搭載ファンレスビデオカード

MTVGA 9600XT

11月中旬より順次発売

価格:オープンプライス

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 カノープス株式会社は、RADEON 9600 XT搭載のAGPバス用ビデオカード「MTVGA 9600XT」を11月中旬より、RADEON X600 Pro搭載のPCI Express x16用ビデオカード「MTVGA X600Pro」を11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はいずれも25,800円前後の見込み。

MTVGA X600ProとTVチューナカードMTVX2004HFを4枚組み合わせたデモシステム。背面にもヒートシンクを装備するため、カード背面には2cm以上の隙間が必要。ただし、AGP/PCI Expressの直下のスロットは利用可能

 同社にとって15カ月ぶり、かつ同社として初めてATI製のGPUを搭載したビデオカード。ヒートパイプを使用したカード両面を覆う大型ヒートシンクの採用により、ファンレス化を実現。また、同社製TVチューナ搭載製品との組み合わせを前提としたソフトウェアを添付し、D1/2/3/4出力に対応するなど、TV PCを強く意識した製品。

 MTVGA 9600 XTはコアクロックが500MHzで、メモリクロックが600MHz。MTVGA X600Proはコアクロックが400MHzで、メモリクロックが580MHz。そのほかの仕様はほぼ共通で、メモリ容量は128MB、D-Sub15ピン、DVI-I、TV出力端子を備え、DVI-コンポーネント変換アダプタが付属する。

 ボードデザインは基本的にATIのリファレンスとなるが、アナログ出力の面で、日本のTVに合うよう、独自のチューニングを施した。

 「MTVX2004/HF/USB」に対応したTVの視聴/録画用アプリケーション「FEATHER for A」が付属。TV画面に出力して操作することを前提としたユーザーインターフェイスとなっており、別売のリモコンを使用して、家電製品に近い感覚で操作ができる。

 このほか、DVDオーサリングソフト「nero Vision Express 2」、DVD再生ソフト「nero Show Time」なども付属する。

 今回、初めてATIのGPUを採用した理由について同社では、画像処理能力や価格性能比に優れるほか、ハイビジョン出力機能などがカノープスの製品コンセプトと合致したためとしている。

製品コンセプト DVI-コンポーネント変換アダプタ FEATHER for AのiEPGの画面

C3 Cube。液晶ディスプレイは別売

 また、オリジナルキューブPC「C3 Cube」が11月上旬より、同社直販サイトで発売される。直販価格は178,000円。

 主な仕様として、Pentium 4 3E GHz、メモリ512MB、Intel 865Gチップセット(ビデオ機能内蔵)、HDD 160GB(7,200rpm)、スーパーマルチDVDドライブ、地上デジタル対応TVチューナカードMTVX2004HXを搭載。

 コーデック変換ソフトなど多数のユーティリティが付属し、録画した映像をMPEG-4などに変換し、携帯機器へ転送できる。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/catalog/mtvga/mtvga_index.htm
□関連記事
【2003年7月28日】カノープス、DVI対応のGeForce FX 5900 Ultra搭載カードなどを直販
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0728/canopus.htm

(2004年10月27日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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