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ソフマップ、シカゴをリニューアルオープン
~ノートPC組み立てコーナーを5階に設置

10月22日 リニューアル




 ソフマップは22日、東京・秋葉原1号店Chicago PC・デジタル館をリニューアルオープンした。

 今回のリニューアルでは、これまで1コーナーだけだったデジタル家電を2階の全フロア全てを使って販売すると共に、5階に自作のノートPCを作ることができる「我流工房」が誕生した。

ソフマップ営業統括本部営業企画室・大西順也氏

 我流工房はソフマップにとって初めての、自分でノートPCのアセンブリができるコーナーで、このコーナーを企画したソフマップ営業統括本部営業企画室・大西順也マーチャンダイザーは、「小規模にノートPCのアセンブリを行なっている店舗はあったかもしれないが、今回の我流工房では6つの筐体からの選択が可能で、これほど大規模なノートPCのアセンブリコーナーは自分が知る限りは初めてとなるのではないか。初めての取り組みだけに未知の部分も大きいが、月間で100台程度の需要があるのではないか」と話している。

 我流工房には、棚3段、横幅3メートル弱のスペースに代表的な構成の製品を展示。さらに要望に応じて、筐体、CPU、メモリ、HDD、ビデオチップ、ソフトのインストールを予算や目的に応じて選択することができる。

 主なターゲットとなるのは、「メーカー製PCはスペックが過剰だと感じている人、他にはないオリジナルマシンが欲しいという人、ゲームユーザーなどがターゲットとなってくるのではないか」と見ている。ノートPCは2台目、3台目用のマシンとして購入する人も多いだけに、「思い切って機能を絞り込んで、自分に使いやすいスペックにできることが自作の強み」となる。

 価格は選択するCPUやメモリによって異なるものの、「ゲームができるノートPCで比較した場合、メーカー製品はおおよそ24万円前後の価格帯となるが、我流工房で組み立てた場合には同等のスペックのものが16万円程度で完成できる」という。

 デスクトップの自作機同様、「メーカー製品と同額で、大幅な高スペックマシンを作り上げることもできる」ようになる。

ソフマップ秋葉原1号店Chicago PC・デジタル館 我流工房のチラシ 簡易見積もり用紙

 購入した部材は、持って帰って自分で組み立てることも可能だが、ハードウェアだけであれば5,000円でソフマップ側で組み立ててもらえる。ソフトのインストールも頼む場合には別途インストール料金が必要になる。

 「自分で組み立てをする人のために、手順書をつけて販売する。PCの組み立てには、静電気を避けながら作業をすることが必要といった程度の知識さえあれば、手順書通りに組み立てていけば、自分でも組み立ては可能」

 販売後の買い取りサービスについては、「現在、サービスを計画している最中」で、今後詳細を決定する予定だ。

 ソフマップでは、ノートPCのアセンブリコーナーが今回初めての試みとなるため、年内は先進ユーザーが多い秋葉原1号店にのみコーナーを設けるが、軌道に乗り次第、横浜、大阪といった自作機の需要が高い地域での展開も計画している。

 ノートPCを自分で作りたいという要望は以前からあった。ノートPC用のパーツも存在するものの、「種類が少なく、本格的にコーナーを設けて展開することができなかった」のが実状だった。

 しかし、「今年の夏にインテルがノートPC用CPUの販売を開始し、複数のベンダーから筐体が登場したことで、当社でも正式にコーナーを設けることも可能となった。おそらく、来年の夏あたりには、自作ノートPCがブームになってくるのではないか」とソフマップ側では見ている。

我流工房の様子

□ソフマップのホームページ
http://www.sofmap.com/
□我流工房のページ
http://tenpo.sofmap.com/tenpo/event/5300000.htm

(2004年10月22日)

[Reported by 三浦優子]

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