| [an error occurred while processing the directive] |
|
ソニー、世界初の無水銀ボタン型酸化銀電池
9月29日 発表 ソニーは29日、水銀不使用を実現したボタン型酸化銀電池を商品化すると発表した。10製品を2005年1月から順次導入する。 酸化銀電池は、マイナス極に亜鉛、プラス極に酸化銀、電解液にアルカリ水溶液を使用している。マイナス極の亜鉛は通常、アルカリ水溶液中で保存すると腐食反応を起こして溶解し、電解液の分解によって水素(気体)を発生させ、電池内の圧力上昇を引き起こしてしまう。そのため、酸化銀電池では亜鉛の腐食反応を抑制する材料として水銀を使用している。
このような理由から、欧州議会/環境理事会で検討中の電池指令改訂では、ボタン型酸化銀電池に関しては、例外的に水銀の継続使用を認める見込みとなっている。 今回、同社が発表した酸化銀電池は、亜鉛の腐食反応抑制に耐腐食性を高めた亜鉛合金粉を採用。従来の亜鉛と比較し約10倍の耐腐食性を実現したという。また、マイナス極合剤に腐食抑制剤を添加したほか、集電体への防食処理を施した。これらにより、世界で初めて無水銀の酸化銀電池を商品化した。同社は、水銀を含んだ酸化銀電池と同等の電池性能を得られたとしている。 □ソニーのホームページ (2004年9月29日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|
|
|