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NS、セキュリティ機能を搭載したSUPER I/Oチップ9月17日 発表 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社は17日、都内でセキュリティ機能を搭載したI/Oチップ「SafeKeeper Trusted I/Oデバイス」を発表した。 発表されたのは、デスクトップ用の「PC8374T」とノートPC用の「PC8392T」の2製品。これらは、デスクトップおよびノートPCのレガシーデバイス(PS/2、シリアル、パラレルなど)を制御するSUPER I/Oチップに、Trusted Platform Module(TPM)を統合したもの。同社のTPMを搭載しない従来のSUPER I/Oチップとピン互換になっている。
TPMは、パスワードやデジタル証明書、暗号鍵などをハードウェアで制御、保存するマイクロコントローラ。チップ上にプロセッサ、フラッシュメモリ、乱数発生装置などを組み込み、ハードウェアでパスワードなどを暗号化して保存できる。TPMは今後、IntelのCPUに組み込まれるセキュリティ機能「LaGrande」や、Microsoftの次期OS「Longhorn」で必須となる。 Internet Explorerでアカウント/パスワードのオートコンプリートを有効にしている場合、パスワードはHDDに保存されており、ソフトウェアによってアクセスができる。TPMでは、専用のミドルウェアを組み合わせることで、一般ソフトウェアではアクセスできないハードウェア(チップ上)にパスワードを保存し、高いレベルのセキュリティを実現する。また、TPMではHDDに保存しないため、物理的盗難などによるパスワード流出も防止できる。
TPMのセキュリティ機能は'99年からIBMが搭載しているが、すでに今後のデスクトップPC製品でPC8374Tの採用を決定しているという。 発表会では、同社 代表取締役社長ユーゲン・ヘルト氏が挨拶。また、米国本社の取締役会会長・社長兼最高経営責任者ブライアン・L・ハーラ氏が来日した。ハーラ氏は、「SafeKeeper Trusted I/Oデバイスは、PCに大きなセキュリティをもたらす。通常のSUPER I/Oチップとピン互換で、各メーカーが採用しやすいのも利点」とした。
□ナショナル セミコンダクター ジャパンのホームページ (2004年9月17日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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