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ニコン、広角24mmからの800万画素機「COOLPIX8400」
10月1日 価格:オープンプライス 連絡先:カスタマーサポートセンター 株式会社ニコンは、光学3.5倍ズームレンズを搭載した有効800万画素のデジタルカメラ「COOLPIX8400」を10月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は11万円前後の見込み。 同時発表の「COOLPIX8800」の姉妹機で、最も異なるのはレンズ部と外観。望遠寄りのCOOLPIX8800に対し、広角を求める層をターゲットに据えたという。COOLPIX8800のVR機構は搭載されていない。 ●広角撮影を重視したコンパクトデジタルカメラ 焦点距離24~85mm相当(35mm判換算)の光学3.5倍ズームニッコールレンズを搭載。開放F値はF2.6~F4.9。非球面レンズ3枚とED(特殊低分散)レンズ2枚を含む7群10枚で構成され、各レンズにマルチコーティングを施している。最短撮影距離は、通常時が約50cm、マクロおよびマニュアルフォーカス時が約3cm。 CCDは2/3型の有効800万画素、原色フィルター付き。記録解像度は、3,264×2,448/3,264×2,176/2,592×1,944/2,048×1,536/1,600×1,200/1,280×960/1,024×768/640×480ピクセル。ファイル形式はRAW、TIFF、JPEGを選択できる。動画記録も可能で640×480ピクセル、30fps時の最長記録時間は60秒。
オートフォーカスには、パッシブAFとコントラストAFを組み合わせたハイブリッドAFを採用。シャッター速度は2~1/3,000秒、連写コマ数は秒間約2.3コマ。 露出制御として、プログラムオート(プログラムシフト可)、シャッター優先オート、絞り優先オート、マニュアル露出モードを備えている。測光は256分割マルチ、中央部重点、スポットなどを搭載。 画像処理では、約1/2圧縮のJPEG記録モード「EXTRA」を新たに設けた。また、逆光など光量不足の撮影画像に対し、アンダー部分だけを自動補正して適正露出に近づける「D-ライティング」機能も新たに採用している。 オートポップアップ式の内蔵ストロボを搭載し、COOLPIX8800同様、コンパクトデジタルカメラでは初めてi-TTL調光(スタンダードi-TTL)に対応した。アクセサリーシューも備えている。
電源にはリチウムイオン充電池(EN-EL7)を使用する。CIPA準拠の連続撮影コマ数は約260コマ。 記録メディアはCF Type 1/2、Microdrive。PCとはUSB 2.0で接続する。同梱ソフトは「Picture Project」。 ボディ素材はマグネシウム合金。外形寸法は約113×75×82mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約400g(バッテリ、記録メディア除く)。 ●位相フレネル(PF)レンズのテレコンバータも発売
同時発売のオプションは、バッテリチャージャー「MH-56」(4,725円)、バッテリーパック「MB-CP10」(18,900円)、ワイドコンバータ「WC-E75」(31,500円)、テレコンバータ「TC-E3PF」(未定)など。 このうち、テレコンバータのTC-E3PFには、新開発の「位相フレネル(PF)レンズ」を採用。12月に発売する。価格は未定。 PFレンズは、光の屈折ではなく回折現象を利用したレンズ。屈折現象とは逆に、レンズに近い方からR・G・Bの順に結像し、通常のレンズと組み合わせると、強力な色収差補正を実現できる。色補正収差のためにレンズ枚数を増やす必要がなく、レンズ径と光学系の全長を抑えることが可能になる。 PFレンズは2層に分かれており、まず、ガラス素材のレンズ面に、PGM(Precision Glass Mold)でミクロン単位の回折格子を生成し1層目とする。そのガラスレンズを金型にセットし、ガラスと金型の間に光学樹脂を流し込み、2層目のPFレンズを生成する。 PFの1層目と2層目を密着させた点が、同じく回折格子を採用するキヤノン製DOレンズ(積層型回折光学レンズ)などとの違い。コストパフォーマンスに優れ、大量生産に向くという。 TC-E3PFは、PFレンズを含む3群6枚で構成され、COOLPIX8400、COOLPIX5000、COOLPIX4500、COOLPIX4300、COOLPIX900シリーズに使用可能。COOLPIX4500、COOLPIX900シリーズ以外はアダプタを必要とする。 外形寸法は61×64.3mm(最大径×全長)、重量は約175g。従来のTC-E3EDに対し、全長約18%、重量約33%の小型・軽量化を実現している。 □ニコンのホームページ (2004年9月16日) [Reported by orimoto@impress.co.jp]
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