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アップル、iMac G5を国内で初公開9月2日公開 アップルコンピュータ株式会社は2日、Apple Expo 2004 Parisで公開された「iMac G5」を日本国内で報道関係者向けに初公開した。 iMac G5は、CPUにPowerPC G5を搭載する液晶一体型デスクトップPC。iPodをデザインしたチームがデザインを手がけており、同社では「デスクトップPCとして世界最薄」を謳っている。 iMac G5はオプションで無線マウス/キーボードに対応し、同じくオプションのAirMac Extremeカードを搭載すれば、ケーブルは電源ケーブルのみというシンプルなスタイルで利用することが可能。
スタンドのヒンジ部分はシネマディスプレイと同様の構造で、上向きに25度、下向きに5度の傾斜が可能。左右方向への機械的な回転機構はないが、スタンドの接地部分にポリカーボネートのパッドが貼り付けてあり、スタンドごと左右へクビ振りが可能になっている。 また、後日発売予定のVESAマウントアダプタをスタンドの変わりに取り付けることで、市販のVESAアームを利用可能になるとしている。 本体内部には3つの空冷ファンを搭載し、アイドル時の騒音は25dB程度。スピーカーは液晶パネルの下部に、下向きに設置され、机の反響を利用して音場を作り出すという。スピーカーが搭載された下部のメッシュ部分は吸気口にもなり、背面にあるスリットから排気するしくみとなっている。 CPUにiMacシリーズとして初めてPowerPC G5を採用したことで、従来のiMacよりも約70%高速化されたとし、各種ベンチマークテストなども公開された。
会場で説明にあたった米Apple Computer バイスプレジデント マーケティングの前刀禎明氏はiMac G5について、「デスクトップPCを再定義するもの」と語り、「通常、液晶一体型のPCとなると、正面のデザインはよいが、背面を見るとPC本体が納められたボックスや大型のACアダプタあったりする。それにくらべてiMac G5は美しい背面をもっている」などとも述べ、iPodに通じる「究極のシンプルさ」をアピールした。 引き続き製品概要について説明にあたったアップルコンピュータ株式会社プロダクトマーケティング部長の江川大輔氏はiMac G5について「究極のオールインワン」と評し、「今の時代に、もし、ゼロからなんの制約もなくPCをデザインすると、おそらく、ディスプレイ、キーボード、マウス以外のものはなくなるはず」と、今回のデザインコンセプトを説明した。
質疑応答では、「国内のオールインワンモデルはTVチューナなどを内蔵しているモデルが主流になっているが、iMac G5で採用していないのはなぜか」という質問がされ、「サードパーティ製のオプションを利用してもらいたい。基本的にはテレビを見るだけ、とうより、クリエイティブな用途に使ってもらうことを期待している。TVがまったく不要とは考えていないが、当面はTVチューナなどを内蔵する計画はない」としたが、「今後一切考えていないというわけではなく、検討していきたい」と述べた。 会場にはiMac G5の20型モデルと17型モデルのほか、20型の分解モデルも展示された。 【お詫びと訂正】初出時に前刀禎明氏の肩書きが誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。
□アップルのホームページ (2004年9月2日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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