会期：8月27日～30日(月)
会場：東京国際フォーラム

　8月27日から30日まで、有楽町の東京国際フォーラムにて社団法人発明協会主催の「未来創造フェスタ」が開催される。

　未来創造フェスタは「世界青少年発明工夫展」と「先端技術フェア」の2つから構成されている。「世界青少年発明工夫展」は、世界39の国と地域から出展された青少年による発明工夫作品のブース。実際に発明した人々が各国から来日している。

　「先端技術フェア」は14の企業による技術展示である。各ブースとも、子供向けのイベント・ブース構成になっている。またB1Fロビーギャラリーでは子供たちによる「未来の科学の夢絵画展」も展示されている。

　会期中には日替わりで各企業によるステージイベントも開催される。松下電器産業株式会社は近未来をテーマにしたイメージ映像「Little Wish」上映、本田技研工業株式会社はヒューマノイドロボットASIMOのステージショー、富士写真フイルム株式会社は写真の実験を交えたクイズショー、トヨタ自動車株式会社は燃料電池自動車キット工作教室を開催する。

　入場料は大人500円、高校生以下は入場無料。基本的には子供向けのイベントで、会場は夏休み最後の週末を過ごす子供達でにぎわいそうだが、同伴の「お父さん」たちも意外と楽しめるかもしれない。

日立はミューチップを使ったアプリケーションを展示。姿見につけられたリーダーに商品をかざすと、鏡の上にコーディネートすべき別の商品の画像を提示する鏡と、キッチン端末のプロトタイプ		立体映像ディスプレイも展示されている

東芝はX線CT装置や、超音波診断装置で泳ぐ金魚の骨を観察するデモを展示		三菱電機ブースでは「すばる」望遠鏡の模型ほかが展示されている

富士通ブースの非接触型手のひら静脈認証装置。同社ブースではほかにもヒューマノイドロボット「HOAP2」のデモが行われている	トヨタブース「MTRC(モーター・トライアスロン・レースカー)」。トヨタの提案する次世代レースカー。ドライバーにはヘッドギアを使ってミックスド・リアリティで路面状況を伝達し、操縦はハンドルではなくジョイスティック

エプソンブースでは先日発表されたμFR2をデモ。黒山の人だかりができていた		旭化成ケミカルブース。膜の不思議体感実験

富士フイルムブース。次世代のデジカメのモックアップを複数展示。そのほか写真の仕組み解説実験など

□発明協会100周年 未来創造フェスタ～先端技術フェア
http://www.hatsumei100.com/anniversary/japanese/fair/anni_fair1.htm

(2004年8月27日)

[Reported by 森山和道]