9月下旬発売

価格：オープンプライス

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　カシオ計算機株式会社は、カードサイズの薄型ボディに2.8倍光学ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ「EXILIM EX-S100」を、9月下旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は5万円前後の見込み。

　カードサイズのステンレス製薄型ボディを特徴とする「EXILIM CARD」シリーズの最新機種で、2003年10月に発売された「EX-S20」の後継モデル。これまでのCARDシリーズには単焦点レンズが搭載されてきたが、EX-S100は初めて光学ズームレンズを搭載する。レンズには世界初の透過性セラミックが採用される。

写真右の右側は同日発表されたEXILIM EX-Z55

　撮像素子は1/3.2インチの有効320万画素原色フィルタ付きCCD。最大記録画素数は2,048×1,536ピクセルで、記録形式はJPEG。320×240ピクセル、15fpsで記録媒体いっぱいまでの音声付き動画を撮影することも可能。記録形式はAVI(Motion JPEG)。

　レンズは非球面レンズを含む5群6枚で構成される光学2.8倍ズームレンズ。35mm判換算の焦点距離は約36～102mm、開放F値はF4.0～6.6。撮影可能距離は約40cm～無限遠。マクロモードでは17～50cm。通常モードとマクロモードは自動で切り替えられる。

　光学ファインダーは搭載せず、2型のTFT液晶モニター(84,960画素)を備える。記録媒体は9.3MBの内蔵フラッシュメモリと、SDメモリーカード/MMC。PCとの接続はUSB。ストロボを内蔵する。PCとの接続と充電は付属のクレードル経由で行なう。

　内蔵ストロボOFF時の起動時間は約1.4秒、同レリーズタイムラグは約0.01秒、撮影間隔は約1.2秒。シャッターを半押しせずに一気に押し込むと、自動的にパンフォーカスで撮影される機能も搭載する。

　これまでのEXILIMシリーズ同様にワールドタイム機能やカレンダー表示機能を備える。また、名刺やプレゼンテーション画面を斜めから撮影しても、正面から撮影したように修正する「ビジネスショット」機能を新たに搭載した。

　電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影枚数は約180枚。

　本体サイズは88×14.2～16.7×57mm(幅×奥行き×高さ)、電池、付属品を含まない重量は約113g。

□カシオのホームページ
http://www.casio.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/release/2004/exs100_exz55_exz50.html
□関連記事
【8月2日】カシオ、世界初の透過性セラミックスレンズを開発
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0802/casio.htm
【2003年10月2日】カシオ、マクロとレンズバリアがついた単焦点EXILIM
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1002/casio.htm

(2004年8月25日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]