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セコム、ガードロボットをデモンストレーション
〜発煙装置で侵入者を撃退

セコムロボットX

7月22日 発表



煙を吹き出した瞬間。直撃を食らうと何も見えなくなる

 セコム株式会社は、屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」を開発したと発表し、デモンストレーションを行なった。

 ロボットは長さ106cm、幅80cm、高さ98cm、重さ120kg。外装は強化プラスチック。人間の駆け足と同じくらいの時速10kmで走行できる。港湾施設や工場などの非常に大きなエリアでの、屋外で人に代わる巡回/監視目的に用いられる。監視カメラでは死角になるところをカバーしていくという。

 連続走行距離は24km。電源は内蔵バッテリ。要充電時間は8時間程度。現在は手動充電だが量産時には自動充電できるように開発中という。マイクとスピーカーを使って音声で監視することも可能だ。

 カメラはハイアングル、ローアングルほか、カラー/赤外線切り替え式の全方位カメラを装備。またさらにオプションで人間感知などの特殊カメラも装備可能。そのほか「フォギー」と呼ばれる発煙装置や威嚇ランプなどで侵入者を撃退する。

正面。ハイアングルカメラはズームやチルトも可能 側面 ハイアングルカメラ、ローアングルカメラのほか、オプションの特殊カメラ等搭載部分、超音波センサーなどを搭載。ローアングルカメラでは車の下から見える不審人物の足を発見できる
360度見渡せる全方位カメラ サイドに付けられたバーは、将来オプション部品などを取り付ける予定 通常の照明用ライトのほか、赤や青に点滅する警告灯も装備

 車輪は全部で6輪。うち駆動輪は2輪。前の2輪はウィリー防止用補助輪で、基本的には「4輪(+2輪)」とセコムでは捉えているという。

 走行モードは2通り。自動であらかじめ決められたルートを巡回するモードと、緊急時に遠隔から操縦するモードがある。ルート設定は磁気のガイドラインやRFIDなどを埋め込む手法を検討しているという。

デュアルスティック式のコントローラー 全方位カメラ、ローアングルカメラ、ハイアングルカメラの画像を見ながら遠隔操縦することができる 赤いボディの機体も登場

 セコムとしては福祉用ロボット「マイスプーン」、人間を追尾する警備ロボット「セコムロボット」に続く第3弾となる。開発期間は2年弱。今回のロボットはプロトタイプで、量産開発時には連続駆動時間の延長や段差乗り換え能力の向上を目指す。来年度早々の発売が目標だという。開発費用は明かされなかった。

 販売形態はメンテナンスなどの面から売り切りではなくレンタルで、価格はバックヤードのシステムなど込みで月額30万円程度に抑えたいとしている。人間の場合60万から70万円程度の費用がかかるところを、このロボット一台ですむように考えているという。需要は現在の人間による警備が1万5千件程度あることから、初年度500台程度の発売を目指す。

 今後は人混みのなかでも安全に走行できるセンシング技術、豪雨、氷結、積雪路面での走行性能確立を目指し、人間の行動の代わりが確実にできるロボットを目指してさらに開発を進めていくという。

動画(MPEG-1)
動画1 動画2 動画3 動画4
狭い場所でのターン、2.9MB 駐車場でのターン、4.4MB 不審者を追いつめて煙で威嚇、4.2MB 動画3の反対側から、1.6MB

□セコム株式会社
http://www.secom.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.secom.co.jp/news_release/nr_20040722.html

(2004年7月22日)

[Reported by 森山和道]


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