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アップル、AirMac ExpressとiPod miniを国内で公開7月13日公開 アップルコンピュータ株式会社は、ポータブルHDDオーディオプレーヤー「iPod mini」および、音声出力付き無線LANルータ「AirMac Express」を国内で初めて公開した。 iPod miniは2月に米国で発売され人気を呼んだiPodのエントリーモデル。当初、4月には日本での販売開始が予定されていたが、その後延期され、7月24日に発売することが決定したもの。会場にはシルバー、ゴールド、ピンク、ブルー、グリーンの5モデルが展示された。 同社プロダクトマーケティング 小西 達矢氏は、「iPodはPCの知識がある、20代前半の男性ユーザーがメインターゲットだった。iPod miniを投入することで、女性など新しいユーザー層を発掘したい」などと述べ、女性ファッション誌などからの取材もあり、注目されていることをアピールした。 また、ライバルとなるソニーのHDDネットワークウォークマン「NW-HD1」については、「他社の競合製品では最大収録曲数13,000曲を謳っているものもあるが、これはATRAC3plusの48kbpsでの話。iPod miniではAACの128kbpsで1,000曲を収録可能。ハイクオリティな1,000曲を持ち運べるプレーヤーとしては世界最軽量」などとも語った。
6月8日発表の「AirMac Express」についても製品概要が説明された。
AirMac Expressは、IEEE 802.11g対応の小型無線LANルータで、ACアダプタなどを使用せず本体を直接コンセントに接続する独特のスタイルが採用されている。小型軽量なためモバイル用途にも向いているという。 音楽再生ソフト「iTunes」を利用することで、ワイヤレスで音楽をオーディオに転送することができる「AirTunes」(エアチューンズ)機能を持つことが最大の特徴。AirTunes機能の対応OSは、Mac OS X 10.2.7/10.3以降およびWindows 2000/XP。いずれもiTunes 4.6以上がインストールされている必要がある。 インターフェイスとしてプリンタ共有用のUSBポート、アナログ/デジタル共用音声出力端子、Ethernet端子を各1基ずつ搭載。 音楽を出力するには、iTunes上で出力先のAirMac Expressを選択して音楽の再生を開始。再生を開始すると楽曲データがロスレスエンコード/暗号化され、無線LANでAirMac Expressに転送される。その後、暗号解除/デコードが実行され、AirMac Expressの出力端子から音声が出力されるしくみ。iTunesで再生可能な音楽ファイルなら全て出力可能。 無線LANルータとしては、DHCP、NAT、PPPoEクライアント、128bit WEP/WPAなど一通りの機能を備えるほか、AirMac Extremeなどと組み合わせることで複数のAirMac Expressをブリッジ接続できるWireless Distribution System(WDS)機能なども備える。
質疑応答では、従来タイプのiPodとの棲み分けについて質問がされたが、「本来アップルが提供したいさまざまな機能は従来タイプのiPodでないと実現できないものが多い。miniを購入したユーザーも徐々に従来タイプへ移行するのではないかと考えている」と述べた。 4月発売とされながら、3カ月近く延期された理由については、「大変もうしわけないと思っている。理由については、当初の見込み需要予測を大きく上回ってしまったことが原因で、発売を遅らせざるを得なかった」と説明した。 発売後の流通量については具体的な数は明らかにされなかったが、「1、2カ月は十分供給できない状況になるかもしれない」と、出荷開始後の流通量についても不安を覗かせるコメントがされた。 □アップルのホームページ (2004年7月13日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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