[an error occurred while processing the directive] |
コダック、3年ぶりにコンパクトデジカメに復帰
|
LS743を持つ辺見えみり嬢 |
7月12日発売
価格:29,900円
連絡先:お客様相談センター
Tel.0-5540-9002
コダック株式会社は、有効400万画素のコンパクトデジタルカメラ「EasyShare LS743 Zoom デジタルカメラ オリンピック記念限定バージョン」(以下、LS743と表記)を販売する。12日から8月末日までの期間限定で、同社直販サイト、専用電話、専用ハガキによる販売となる。価格は29,900円。なお、オリンピック日本代表選手団全員に、総計約500台が寄贈される。
●EasyShareシステムに対応
EasyShare LS743 Zoom デジタルカメラ オリンピック記念限定バージョン |
LS743は、米国ですでに発売されている製品を日本語化し、日本オリンピック委員会(JOC)ロゴを付けたもの。製品自体のハードウェア、ファームウェア、画質などに変更は加えられていない。
撮像素子は1/2.5インチの有効400万画素 原色フィルタ付きCCD。記録解像度は2,304×1,728/2,304×1,536/1,656×1,242/1,200×900ピクセル。640×480ピクセルで12fps、320×240ピクセルで20fpsの、QuickTime形式の音声付動画撮影にも対応する。
レンズは独シュナイダーの「Schneider-Kreuznach C-Variogon」光学2.8倍ズーム。35mm判換算の焦点距離は36~100mm、開放F値はF3.0~4.9。最短5cmでの接写が可能。
【お詫びと訂正】記事初出時、光学3.8倍ズームと記述しましたが、正しくは2.8倍ズームでした。お詫びして訂正させていただきます。
記録媒体は16MBの内蔵メモリまたは、SDメモリーカード/MMC。光学ファインダーのほかに、1.8型TFTカラー液晶モニターを搭載する。PCとの接続はUSB 2.0。EasyShare プリンタードッグとは、専用コネクタで接続される。
電源はリチウムイオン充電池。CIPA準拠の撮影枚数は約190枚。本体サイズは108×30×49mm(幅×奥行き×高さ)、重量は165g(本体のみ)。
EasyShare プリンタードック |
熱転写プリンタ付きのドック「EasyShare プリンタードック」に載せ、簡単な操作をするだけで、撮影した画像の印刷が可能。EasyShare プリンタードックは17,900円で販売されるほか、LS743とのセットが44,800円で用意される。販売期間、販売方法はLS743単体と同様。
EasyShare プリンタードッグはUSBで接続することにより、PCからの印刷も可能。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS 10.2以上。出力解像度300dpiで、用紙サイズは89×159mm。印刷速度はLS743からのダイレクト印刷時に約120秒、PCからの印刷時は約90秒。用紙トレイを含むサイズは334×188×83mm、重量は1,110g。
●本当の再参入にはまだ時間が
小島佑介バイスプレジデント(左) |
同社は12日に、都内で発表会を開催。米Eastman Kodak バイスプレジデント 兼 ワールドワイド デジタルカメラ・システム開発本部長 兼 デジタルイメージング ジャパン事業部長 兼 コダック株式会社 取締役副社長の小島佑介氏が、コダックの日本市場参入などについて説明した。
コダックが日本市場でコンシューマー向けのコンパクト機を発売するのは、2001年のDX3600 Zoom以来。かねてから日本市場への再参入を表明していたが、同氏は本日の発表について「再参入の発表ではない」、「再参入の第一幕」、「私自身が開発に携わった製品の発表までには、もう少し時間がかかる」と表明。
再参入の時期や製品の詳細は明らかにされなかったものの、「(これまでのデジタルカメラは)使いやすさよりも、デザインや大きさ、画素数が重要視されてきた」と述べたうえで、「コダックが提供する新しいデジタルカメラの価値を、日本のユーザーに選択してもらいたい」と、独創的な製品を目指す姿勢を表した。
同氏は、Eastman Kodakが米国デジタルカメラ市場で18%、第2位、世界市場では12%で第4位のシェアを獲得しており、いずれも前年より伸張していること、EasyShareプリンタードックを「世界で一番売れているホームデジタルフォトプリンタ」、同社自身を「世界一のブランド」と呼んで、世界市場でのプレゼンスの大きさを強調。だが日本市場では「フィルムでも世界とはまったく違うシェアになっていた」(同氏)と述べ、日本市場が特殊であるとした。
一方で日本は「世界一厳しい選択眼を持ったコンシューマー」がおり、「日本で受け入れられたものは、わずかな時差を経て海外でも受け入れられる」とし、日本市場が、世界市場向け製品を開発する場として貴重な存在であるとした。こうしたことから、成長が鈍化しつつある日本市場にも、再参入する価値があるとしている。
発表会ではこのほか、ゲストのタレント 辺見えみりさんを、オリンピック日本代表選手団の応援大使として任命し、スポーツファッションに身を包んだモデルと小島バイスプレジデントがLS743を紹介するパフォーマンスを繰り広げるなど、オリンピックに向けてお祭り気分を盛り上げていた。
□コダックのホームページ
http://wwwjp.kodak.com/
□ニュースリリース(LS743)
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/0704/120704_50.shtml
□ニュースリリース(EasyShare プリンタードック)
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/0704/120704_51.shtml
□製品情報
http://www.kodak.com/eknec/PageQuerier.jhtml?ncc=jp&lcc=&pq-path=2885&pq-locale=ja_JP
□関連記事
【2003年6月16日】Kodak、1年後をめどに国内市場再参入
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0616/yamada.htm
【2001年7月25日】コダック、ドック付属のエントリー向けデジタルカメラ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010725/kodak.htm
(2004年7月12日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
|