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BDL、キティとお喋りができる「ハローキティロボ」を発表11月1日発売 価格:40万円 連絡先:ビジネスデザイン研究所営業企画部営業業務管理 株式会社ビジネスデザイン研究所は12日、NECシステムテクノロジー株式会社、フタバ産業株式会社と3社共同記者会見を開催し、「ハローキティ」をキャラクターにしたコミュニケーション・ロボットを開発したと発表した。 「ハローキティロボ」は11月1日(ハローキティの誕生日)に出荷予定で、価格は40万円程度になる見込み。年内に2,000台の受注を目指すという。ビジネスデザイン研究所はコミュニケーションロボットの企画開発を行なっている会社。
ロボットは身長52cm、バッテリ込みの体重6kgとかなり大柄。歩行はできないが顔や腕が動く。 胸に超音波センサーがあり、人が正面に来ると反応して人間のほうを向く。リボン部分がマイク、足がスピーカ、目がステレオCCDカメラになっており、音声認識、音声合成による会話、画像認識による10名までの顔認証能力を持つ。
2万パターンの会話内容が組み込まれており、認識に基づいて対応した会話を行なう。会話履歴に応じて話し方が変化する能力も持つという。デモでは甲高い声で「友達になろうね」などと話した。 会話コンテンツはダイエットや旅行、お買い物、占いなど様々。今後追加の予定もあるという。ユーザーがプロフィールを登録することで誕生日に話しかけたり、毎日定時に話しかけたりといったことができるという。そのほかの機能の搭載については未定。 また今回公開されたものは試作品で、出荷時には外装なども変わる予定だという。ターゲットは30代女性のいわゆる「キティラー」。 パートナーロボットの外観にキティを選んだ理由については、これまで同社が開発していた「イフボット」が独居老人向け、高齢者向け、あるいは幼児教育用だったのに対して、キティは世界的にもブランド力があり、女性にも人気があることから、将来、家族の一員として家庭に入る上でも適しているのではないかと考えたためだという。 また、今年キティがキャラクターとして生誕30周年であったことも理由の1つだったとした。
音声、画像の認識機構ならびにシナリオの作り込みには、NECシステムテクノロジーが提供するロボット開発用ソフトウェア「RoboStudio」を採用。 RoboStudioはNECのコミュニケーションロボット「PaPeRo」のソフトウェア開発に用いられているソフトウェア。スクリプトでシナリオを簡単に作成することができるため、ロボットのふるまいの開発に特化したいロボットベンダーの負担を軽くすることができるという。RoboStudioの採用は商用ではハローキティが第1号となる。 ロボットの製造はフタバ産業が担当する。フタバ産業は、ビジネスデザイン研究所が産学協同で開発し2004年4月から販売されているコミュニケーションロボット「イフボット」の量産開発と製造を行なっている。そのノウハウならびに、本業である自動車部品製造などのノウハウを生かして低コスト化をはかるという。 ビジネスデザイン研究所の木村憲次代表取締役社長は「売り切りではなく、我々は仲人のような立場。家族の一員、パートナーとしてのロボット開発を目指していきたい」と抱負を語った。 (C)1976, 2004 SANRIO Co.,Ltd. □ビジネスデザイン研究所のホームページ (2004年7月12日)
[Reported by 森山和道]
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