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富士通、PCなしでデジタル画像を扱えるMOドライブ2機種

DynaMO 1300LT Photo

9月下旬発売

価格:オープンプライス

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 富士通は、PCなしでもメモリカードのデジタル画像をMOディスクに保存できるドライブと、MOディスク内のデジタル画像をTVに出力して鑑賞できるドライブを9月下旬より発売する。価格はオープンプライス。

●MOドライブとカードスロットが合体する「DynaMO 1300LT Photo」

 「DynaMO 1300LT Photo」は、単体で1ボタン操作によりメモリカードからMOメディアに画像をコピーできるMOドライブ。店頭予想価格は37,000円前後の見込み。

 対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.0.1~10.3.2。

 メモリカードスロットや操作部、充電池室などを装備する「フォトユニット」に、USB接続のMOドライブを装着した構成になっている。MOドライブ部は、5月31日に発表されたシェルオープンタイプの小型MOドライブ「DynaMO 1300LT」。

 ドライブ部は、DynaMO 1300LTから仕様に変更はない。対応メディアは128MB~1.3GB。回転数は4,500rpmだが、1.3GBメディア使用時のみ3,000rpmとなる。8MBのバッファを搭載する。インターフェイスはUSB 2.0で、単体でもPCと接続してバスパワー動作のMOドライブとして使用可能。フォトユニットともUSBで接続するが、USB 1.1となる。

 フォトユニットには、CF、Microdrive、スマートメディア、SDメモリーカード、MMC、メモリースティックに対応するカードスロットを搭載。PCと接続するためのUSBポートは備えていない。MOメディアのフォーマットと空き容量表示が可能。表示用にモノクロ液晶を備える。

 電源は単三ニッケル水素充電池×4。電池1セットにつき、約2.6GBのデータをコピーすることができる。

 本体サイズは195×135×29mm(幅×奥行き×高さ)、MOドライブを含む重量は550g(電池を除く)。

DynaMO 1300LTを取りはずして単体で使用することもできる スマートメディア、SDメモリーカード、MMC、メモリースティック対応スロットと、CFスロットを備える 電源は4本の単三ニッケル水素充電池

●TVに画像を出力できる「DynaMO 1300U2 Photo」

 「DynaMO 1300U2 Photo」は、メモリカードスロットと、TV出力端子を備えたMOドライブ。メモリカードからMOメディアへの画像のコピーと、メモリカード内とMOメディア内の画像をTVに表示することができる。店頭予想価格は47,000円前後の見込み。

 対応OSはWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS X 10.1.4~10.3.2。

DynaMO 1300U2 Photoとその各部

 ドライブとカードスロットなどのユニットが一体になっており、DynaMO 1300LT Photoと違って、ドライブを取り外すことはできない。また、DynaMO 1300LT PhotoがUSB 2.0ネイティブのドライブを搭載しているのに対し、DynaMO 1300U2 PhotoではATA接続のドライブを搭載。ブリッジチップを介してUSBによりカードスロットなどと接続されている。

 対応するMOメディアは128MB~1.3GB。回転数は4,031rpmだが、1.3GBメディア使用時のみ3,012rpmとなる。2MBのバッファを搭載する。

 USB 2.0を備え、PCと接続してMOドライブ/カードリーダーとして使用することも可能。TV出力用にコンポジット出力を備える。また、画像の表示や設定用に1.6型で320×230ドット表示が可能なカラー液晶モニターを備える。

 電源はACアダプタ。本体サイズは180×118×38mm(幅×奥行き×高さ)、重量は650g。リモコンが付属する。

コンポジット出力の隣にUSB 2.0ポートを備える MOドライブは一体型。カードスロットはDynaMO 1300LT Photoと同様に、2基で6種類のメディアに対応する 付属するリモコン

●PCユーザー以外のユーザー開拓に意欲

 富士通は10日、同社本社において新製品説明会を開催した。この中で同社光ディスク事業部商品部の諸戸清郎 部長は、MOドライブの大容量化、高速化、小型化、低消費電力化に取り組んできた一方で、昨年からPCユーザー以外にもユーザー層を広げるために、MOドライブによるソリューションの提供を開始したと述べた。同社では2003年8月に、カードスロットを搭載し、カードスロットとMOメディアで画像のコピーが可能なMOドライブ「DynaMO 640U2 Photo」を発売している。

 今回発表された製品は、デジタルカメラの高画素化やデジタル一眼レフカメラの普及といった流れに沿い、デジタルカメラ向けソリューションとして提案したとした。また、小さく、扱いやすく、長期保存が可能で、ドライブの消費電力が低く屋外でも使いやすいMOは、デジタルカメラ画像の保存に最適とアピールした。

 MOドライブ取り外し可能な製品と固定式の製品を同時にリリースすることについて、光ディスク事業部商品部の西本英樹 担当課長は「DynaMO 1300LT Photoは持ち運びやすさを優先するために、超小型ドライブのDynaMO 1300LTの派生製品として企画した。DynaMO 1300U2 Photoは、据置きで使われることを考慮し、ドライブ固定とした」と述べた。

同社光ディスク事業部商品部の諸戸清郎 部長 記憶装置の提供から、ソリューションの提供へ デジタル写真におけるMOのメリット

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/06/10.html
□関連記事
【5月31日】富士通、シェルオープンの超小型MOドライブ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0531/fujitsu.htm
【2003年8月6日】富士通、PCカードスロット搭載の640MB MOドライブ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0806/fujitsu.htm

(2004年6月10日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]


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