COMPUTEX TAIPEI 2004会場レポート【光学ドライブ&メディア編】
Double-Layerや16倍速書き込み製品のほか、次世代メディアも登場
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会場:Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/2/3
Taipei International Convention Center
会期:6月1日~5日(現地時間)
片面2層記録が可能なDVD+R DLドライブが、ソニー、LITE-ON、NECといったメーカーから発売され話題になっているが、今回のCOMPUTEX TAIPEIでも、DVD+R DLに対応したドライブのほか、対応メディアも数多く展示されている。また、現状では最高速となる12倍速DVD+R書き込みを上回る、16倍速DVD+R書き込みが可能なドライブ、および対応メディアも展示中だ。このほか、注目のドライブやメディアを紹介していこう。
●DVD+R DL、16倍速書き込みがキーワード
すでに国内市場にも登場したDVD+RW DLドライブだが、現在、店頭に出ているのは2層書き込みは2.4倍速、1層書き込み8倍速という仕様の製品だ。COMPUTEX TAIPEIでは16倍速DVD+R書き込みでDL対応といった製品や、4倍速2層書き込み対応の製品などが展示されており、書き込み速度の高速化はまだまだ進む勢いだ。
さらにノート用の薄型光学ドライブにもDL対応製品が登場。LITE-ON製品のほか、東芝が型番とスペックを公表していた。このほか、シリアルATA接続製品やノート用の8倍速DVD±Rドライブなども注目できる製品だ。
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BenQの「DW1600」。16倍速DVD+R書き込みと2.4倍速DVD+R DL書き込みに対応。ただしDVD-R書き込みには非対応 |
BenQの「DW1620」。16倍速DVD+R書き込みと2.4倍速DVD+R DLに対応するほか、8倍速DVD-R書き込みが可能 |
BenQの「DW1630」。4倍速DVD+R DLに対応するモデルで10月ごろ登場予定のこと。16倍速DVD±R、8倍速DVD±RWにも対応 |
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ASUSTeKの「DRW-1608」。2.4倍速DVD+R DL、16倍速DVD+R、8倍速DVD+Rに対応 |
MSIの「DR16P」。2.4倍速DVD+R DL、16倍速DVD+R、8倍速DVD+Rに対応 |
MSIの「DR12P」。こちらはDVD+R書き込みが12倍速となる。DVD+R DLは2.4倍速、DVD-Rは8倍速 |
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GIGABYTEの「GO-W1608A」。2.4倍速DVD+R DL、16倍速DVD+R、8倍速DVD-R、8倍速DVD+RWに対応 |
東芝の「TS-H552B」。2.4倍速DVD+R DL、16倍速DVD±R、8倍速DVD±RWに対応 |
BTCの「DRW1016IM」。16倍速DVD+R、12倍速DVD-R、8倍速DVD+RW、4倍速DVD-RWの製品 |
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BTCの「BDV361F」。こちらは普通の16倍速読み出しのDVD-ROMドライブだが、シリアルATAインタフェースの製品となっている |
BenQの「DW1650」。先述のDW1630と同じく4倍速DVD+R DL16倍速DVD±R、8倍速DVD±RWの製品で、シリアルATAインタフェースとなるのが特徴 |
DW1650の背面。シリアルATA、シリアルATA用電源コネクタはすでに登場しているシリアルATA接続HDDと同じ形状。ちなみにDW1650は年末ごろ登場予定とのこと |
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BTCのカードリーダー内蔵ドライブの新製品で「DRW1108IB」。8倍速DVD±R、4倍速DVD±RWに対応 |
Prince Technologyのブースで見かけたLITE-ONの「SOSW-852S」。DVD+RW DL対応を示すロゴがあるものの、見せてもらったデータシートにはDLに関する記載が一切ない。ブースの人は「DL対応です」とは言っていたが詳しいことは不明 |
東芝の「TS-L532A」に関する情報。製品の展示はなかったものの、2.4倍DVD+R DL、8倍速DVD±R対応の薄型ドライブということで注目したい |
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東芝の「TSL-632S」。DLには非対応だが、3倍速DVD-RAM、8倍速DVD±R、4倍速DVD±RWに対応 |
BTCの「BDW0810SI」。8倍速DVD±R、4倍速±RWに対応する薄型ドライブ |
●ドライブの動向に合わせてメディアも数多く展示
日本ではDVD+R DLは、ドライブばかりが先行して発売され、メディアが入手できず苦労する状況になっている。COMPUTEX TAIPEIでは台湾メーカー製のDVD+R DL対応メディアのほか、ドライブの展示は一切なかったがDVD-RのDL対応メディアも見受けられた。
このほか、ドライブの動向に合わせて16倍速メディアもすでに展示がなされている。また、Double-LayerならぬDouble-Sideメディアも見受けられた。12cmメディアの場合、DLでは8.5GBの容量となるところがDouble-Sideでは4.7GBを単純に2倍した9.4GBの容量となるのが特徴。また8cmタイプのDouble-Sideメディアも展示されている。
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RITEKのDVD+R DLメディア(右)と、DVD-R2層メディア(左) |
BenQのDVD+R DLメディア |
MR.DATAのブランドでおなじみのCMC Magnetics製DVD+R DLメディア |
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同じくCMC Magneticsの、こちらはDVD-R2層メディア |
PRODISC TechnologyのDVD+R DLメディア |
PRODISC TechnologyのDVD-R2層メディア |
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NANYA PlasticsのDVD+R DLメディア |
OPTODISC TechnologyのDVD+R DLメディア |
Moser Baerの16倍速対応DVD+Rメディア(右)とDVD-Rメディア(左) |
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RITEKの16倍速対応DVD+Rメディア |
CMC Magneticsの16倍速対応DVD+Rメディア |
CMC Magneticsの16倍速対応DVD-Rメディア |
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OPTODISC Technologyの16倍速対応DVD+Rメディア |
OPTODISC Technologyの16倍速対応DVD-Rメディア |
MIRAGEのDouble-Side DVD-Rメディア(左)とDVD+Rメディア(右) |
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MIRAGEの8cmのDouble-Side DVD-Rメディア |
OPTODISC Technologyの8cmのDouble-Side DVD-RWメディア |
●ドライブ未登場の次世代メディアも
DVDの後継として登場が待たれる次世代メディア。現状ではHD DVDとBlu-rayという2つの規格が発表されているが、これらのメディアが展示された。ただし、ドライブの展示は確認できなかった。
このほか、現在のDVDと同じ技術で容量を引き上げた「Forward Video(Versatile) Disc」(FVD)や、HD DVDやBlu-rayのさらに次の世代を担うといわれる「Super-RENS」の試作メディアも展示されている。
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CMC MagneticsのBlu-rayメディア。容量は23GBとされているが、23.3GBの規格に準拠した製品だと思われる |
PRODISC TechnologyのBlu-rayメディア。容量は25GB |
OPTODISC TechnologyのBlu-rayメディア。容量は25GB |
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RITEKのHD DVDメディア。左がRWで20GB、右がRで15GBの容量を持つ |
PRODISC TechnologyのHD DVDメディア。20GBの容量 |
OPTODISC TechnologyのHD DVDメディア。同じく20GBの容量を持つ |
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PRODISC TechnologyのFVD-RメディアとFVD-RWメディア |
FVDとDVDの比較。レーザー波長などはDVDと同じだが容量は引き上げられている。またビデオ規格ではWMV9フォーマットを利用することが規定されているそうだ |
RITEKのSuper-RENSメディア。容量は50~75GBが予定されているという |
□COMPUTEX TAIPEI 2004のホームページ(英文)
http://www.computex.com.tw/computex2004/
(2004年6月2日)
[Reported by 多和田新也]
PC Watch編集部
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