5月12日発表

　株式会社ソニー/株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)/IBMの3社は12日、「CELL」をベースとするワークステーションを開発すると発表した。

　CELLは、ソニー、IBM、東芝が共同で開発する汎用マイクロプロセッサ。複数のCELLで1つのタスクを並列処理するアーキテクチャをとる。次世代ゲーム機やAV機器、ホームネットワーク機器をはじめ様々な機器での利用が見込まれている。

　今回発表されたのは、デジタルコンテンツ開発のためのワークステーションと、ミドルウェアなどのアプリケーション環境。IBMがワークステーションを、ソニーとSCEIがアプリケーション環境を開発する。

　これにより、CELLの並列処理機能とプロセッサパワーを、ゲームや映画の制作に生かす。また、ゲームと映画を同じプラットフォーム/データベースで制作することで、両者が融合した新たなコンテンツを実現できるとしている。

　ワークステーションは、2004年第4四半期を目処に試作機を完成させるとしている。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□IBMのホームページ
http://www.ibm.com/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200405/04-0512/
□関連記事
【2003年9月12日】【海外】最終形態では光ファイバでCell同士を接続
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0912/kaigai021.htm

(2004年5月12日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]