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Seagate、企業向け2.5インチ10,000rpm HDD
〜Ultra320/Fibre Channel/SASを採用

3月2日 発表



 米Seagate Technologyは2日、インターフェイスにUltra320/Fibre Channel/SAS(Serial Attached SCSI)を採用した企業向けの2.5インチHDD「Savvio(サビオ)」シリーズを発表した。

 Savvioシリーズは、同社の2.5インチHDDとして初めてSCSI規格を採用するもので、ディスクアレイやブレードサーバーでの利用を見込んだ企業向け製品。インターフェイスはUltra320/Fibre Channel/SASの3種類が用意される。

 SASは、2003年5月に標準化されたばかりのシリアルSCSI規格の一種。現行のパラレルSCSIの後継と目されており、転送速度は3Gbit/sec(300MB/sec)となる。

 容量は36/73GB、ディスク回転速度は10,000rpm、実効転送速度は41〜63MB/sec、平均レイテンシーは2.99ms、平均シーク時間は読み込み4.1ms/書き込み4.5ms、平均故障間隔は140万時間、消費電力はアイドル時6.5W以下/読み込み時8W以下。ドライブの厚さは15mmで、ノートPC向け製品より一回り厚い。

 OEM向け評価品の出荷は一部開始されており、Ultra320/Fibre Channelモデルは6月より、SASモデルは第3四半期末頃に量産出荷開始される予定。

Ultra320モデル
Fibre Channelモデル

マイケル・グリーン氏

 2日に行なわれた製品発表会では、同社エンタプライズ ストレージ グローバル チャネル マーケティング担当のマイケル・グリーン氏が製品の開発経緯などについて語った。

 現在、ディスクアレイ装置向けのドライブは3.5インチが多勢を占めるが、SavvioはSCSIの採用や、部品の耐久性や平均故障間隔など信頼性を向上させることで、2.5インチドライブとして初めて企業ユース向けに展開される。

 高密度化が求められるブレードサーバーでは、すでにATAタイプの2.5インチドライブが採用されているが、これらはもともとコンシューマ用のため、ファームウェアを調整して、一時的な休止時間を設けるなどして、寿命の延長に努めているという。

 一方、Savvioは、当初から24時間365日の使用を前提に開発されており、フル負荷環境で140万時間の平均故障間隔を実現した。

 また、サイズが小さいことから、3.5インチより多くのドライブを内蔵でき、1Uサイズのラックで、6台のドライブを積んだRAID 5構成が可能となったほか、消費電力の面でも3.5インチより優位となる。

 新たな筐体の開発が必要なことから、同社では2004年の採用規模は小さいが、2006年には4割近くが2.5インチへ移行すると見込んでいる。

 なお、同社は3.5インチドライブで15,000rpmのSASモデルを開発中という。

□Seagate Technologyのホームページ(英文)
http://www.seagate.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.seagate.com/cda/newsinfo/newsroom/releases/article/0,1121,2000,00.html
□製品情報(英文)
http://www.seagate.com/products/discfamily/savvio/
□関連記事
【2003年7月2日】【伊勢】幻となった次世代のパラレルSCSI規格 SAS編
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0702/it007.htm

(2004年3月2日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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