西川和久の不定期コラム
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1年以上御無沙汰していたデジカメネタが久々に復活。何故書かなかったのか!? 理由は簡単。気に入るデジカメが出てこないからだ。コンパクトカメラは画素ピッチの極小化により、もはや写っているのがギリギリの状況。上位モデルは、高倍率ズームでビューファインダー……と、筆者的には好みではない状況になっている。そんな中、1/2.7型300万画素、しかも超コンパクトでCONTAXと来れば試して見るか! という気になったのだ。 |
仕様の詳細はここをご覧頂きたいが、大雑把なところでは、有効317万画素1/2.7インチ原色CCD搭載、35mmフィルム換算38~115mm/F2.8-4.7の光学3倍ズーム、メモリはSDメモリカード、専用バッテリといった感じだ。姉妹機Finecam SL300Rとの違いは、レンズ(Carl Zeiss Vario-Tessar T*5.8-17.4mm F2.8-4.7)とボディの外装。加えて、レンズフードと28mmのフィルタアダプタ付属となる。実売でその差約1万円。これを安いと取るか?高いと取るか?は、人それぞれだろう。先日発表のあった、ブラックモデルはかなり好きなルックスだ。 |
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●使用感は!? 起動や再生、AFや撮影速度など特に不満は無い。ズーム再生が余りにもスムーズで速いのはちょっと驚いた。場合によってピンを少し迷うことがあるものの、これは他のカメラと同じレベル。剥き出しのレンズは付属のフードのおかげで指紋が付き難くなっている。とは言え、レンズバリアは欲しいところ。また、構え方によってレンズに指がかかってしまうので要注意だ。 PHOTO-3とPHOTO-5はレフ板を使わずメニューや机の反射を使った。他はレフ板を使っているとは言え、直系60cm程の小さい丸レフだ。これなら畳めば1/3のサイズになり、カバンの中に入るので必要な時だけパッと開くことができ便利な上、周囲からもあまり目立たない。PHOTO-4だけ銀側を使い、他は全て白である。 | |||||||||
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(2004年3月2日)