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カシオ、EXILIMにバッテリ長持ちの新機種
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3月5日より順次発売
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カシオ計算機株式会社はコンパクトデジタルカメラ「EXILIM」シリーズの新製品「EXILIM ZOOM EX-Z40」、「EXILIM ZOOM EX-Z30」、「EXILIM PRO EX-P600」の3機種を、3月5日より順次発売する。
●新開発モジュールでバッテリ寿命を伸ばす
左からEX-Z30、EX-Z40、EX-P600 |
3機種とも、新開発の画像処理モジュール「EXILIMエンジン」を搭載。同エンジンは1.8Vで動作する超小型モジュールで、製品の小型化と電池の長寿命化に貢献する。
同社は25日、都内で発表会を開催。QV統括部長の高島進 執行役員が、長寿命化の概要を説明した。
長寿命化が顕著なのがEX-Z40。前機種EX-Z4比で約2.5倍のバッテリ寿命を実現した。CIPA準拠の電池寿命測定法によれば、撮影可能枚数が約360枚。同社では、他社製デジタルカメラとの比較でも、2~3倍の寿命としている。
同社ではASIC、CPU、SDRAM、フラッシュメモリを多層実装した画像処理モジュールを開発。このモジュールを1.8V動作としたことで、EX-Z40において前機種比40%の電力を削減。
また、リチウムイオン充電池は、容量が680mAhから1,230mAhと、1.8倍に増えた。
【お詫びと訂正】記事初出時、充電池の形状が前機種と同様と記述しましたが、正しくは、形状が異なります。お詫びして訂正させていただきます。
高島執行役員は、電池の長寿命化により「“いつでも身に付け、すぐ使える”というEXILIMのコンセプトが、よりはっきりした」とした。
●カード型光学3倍ズーム機「EXILIM ZOOM EX-Z40/EX-Z30」
「EX-Z40」と「EX-Z30」は、薄型名刺サイズのボディに沈胴式光学3倍ズームレンズを搭載した製品。EX-Z4、EX-Z3の後継となる。3月5日から発売される。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格はEX-Z40が5万円前後、EX-Z30が4万5千円前後の見込み。
EXILIM ZOOM EX-Z40 | |
EXILIM ZOOM EX-Z30 |
薄型、長寿命バッテリのほか、前機種同様に高速な動作にも注力されており、起動は約1.6秒、レリーズタイムラグは約0.01秒となっている。また、シャッターボタンを半押しせずに一気に全押しすると、AFせずにパンフォーカスで撮影される「オートパンフォーカス機能」が搭載された。
Z40、Z30ともに1/2.5型原色フィルタ付きCCDを搭載するが、Z40は有効400万画素、Z30は有効320万画素となっている。記録画素数はZ40が2,304×1,728/2,304×1,536/1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセル、Z30が2,048×1,536/2,048×1,360/1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセル。
このほかの仕様はZ40、Z30とも共通で、記録形式はJPEG。また、320×240ピクセル、15fpsでの音声付動画撮影にも対応する。動画は記録媒体いっぱいまで撮影可能で、記録形式はAVI(Motion JPEG)。
レンズは非球面レンズを含む5群6枚で構成される、光学3倍ズームのsmc PENTAX LENSを搭載。35mmフィルム換算の焦点距離は約35~105mm、開放F値はF2.6~F4.8。撮影可能距離は約40cm~無限遠。マクロモードでは6~50cm。
光学ファインダのほかに、デジタルインターフェイスで接続される2型TFT液晶ディスプレイを搭載。カレンダーにサムネールを表示する機能などを搭載する。
記録媒体は9.7MBの内蔵フラッシュメモリと、SDメモリーカード/MMC。PCとの接続はUSBで、PictBridgeとUSB DIRECT-PRINTに対応する。このほか、ストロボを内蔵する。
電源はリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は両モデルとも約360枚。本体サイズは87×19.7~23.1×57mm(幅×奥行き×高さ)、電池等を含まない重量は約121g。クレードルなどが付属する。
本体色は、EX-Z30がシルバーのみ、EX-Z40にはシルバー、ブラック、ゴールドが用意される。
【2月26日 追記】カシオ計算機は26日、EX-Z40のブラックおよびゴールドモデルの発売日が3月下旬になると訂正した。シルバーモデルは3月5日発売。
リアルタイムヒストグラムなども表示可能
バッテリと記録媒体
| EX-Z40にはカラーバリエーションが用意される
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充電と転送が可能なクレードル。EX-Z40/Z30のディスプレイを利用したフォトスタンドにもなる | シャッターボタンを一気に全押しすると、自動的にパンフォーカスで撮影される |
●マニュアル機能が充実した「EXILIM PRO EX-P600」
「EX-P600」はシリーズ中ハイエンドモデルとなる、コンパクトな600万画素機。4月下旬より発売される。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は7万円前後の見込み。
米国において13日(現地時間)に発表された機種。コンパクト機ユーザーの中でも、より絵作りをしたいユーザーに向けた製品で、単焦点機「EXILIM」、ズーム機「EXILIM ZOOM」に続く第3の製品ライン「EXILIM PRO」を名乗る。
EXILIM PRO EX-P600
右はEX-Z40
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プログラムオート、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアルの各露出モードを持つほか、露出やホワイトバランスだけでなく、カラーフィルターやシャープネスのブラケティング撮影も可能。また、マニュアル露出操作時にユーザーを補助するヘルプが表示されるなどの機能も備える。
ストロボを内蔵するほか、シンクロ端子を備え、外部ストロボを接続することが可能。また、キヤノン製のテレコンバータ、ワイドコンバータを装着することもできる。
撮像素子は有効600万画素の1/1.8型原色フィルタ付きCCD。記録画素数は2,816×2,112/2,816×1,872/2,048×1,536/1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセルで、記録形式はJPEG/TIFF。秒間3コマの連写も可能。320×240ピクセル、15fpsで記録媒体いっぱいまでの音声付動画撮影も可能。記録形式はAVI(Motion JPEG)。
レンズは非球面レンズを含む7群8枚で構成される光学4倍ズームのキヤノン製レンズ。35mmフィルム換算の焦点距離は約33~132mm、開放F値はF2.8~F4.0。撮影可能距離は約40cm~無限遠。マクロモードでは10~50cm。
光学ファインダのほかに、デジタルインターフェイスで接続される2型TFT液晶ディスプレイを搭載。カレンダーにサムネールを表示する機能などを搭載する。
記録媒体は9.2MBの内蔵フラッシュメモリと、SDメモリーカード/MMC。PCとの接続はUSBで、PictBridgeとUSB DIRECT-PRINTに対応する。
電源はリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約260枚。本体サイズは97.5×26.1~45.1×67.5mm(幅×奥行き×高さ)、電池等を含まない重量は約225g。本体色はシルバー。ワイヤレスリモコンなどが付属する。
バッテリと記録媒体
テレコン、ワイコンを装着可能
| ワイヤレスリモコンが付属する
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様々な情報をグラフィカルに表示する「Ex Finder(エクスファインダー)」。表示色を変更できるほか、Ex Finderを使わない表示も可能
シャープネス、コントラスト、彩度などでもブラケティング撮影が可能
| 作例を表示しながら、マニュアル露出をアシストする
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□カシオ計算機のホームページ
http://www.casio.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/release/2004/exz30_exz40_exp600.html
□関連記事
【2003年10月23日】カシオ、光学3倍カードサイズデジカメ
「EXILIM ZOOM EX-Z4」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1023/casio.htm
【2月13日】【PMA】カシオ、EXILIM PRO発表会を開催
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0213/pma06.htm
【impressTV】カシオ、スタイリッシュデジカメ「EXILIM」3機種発表
(2004年2月25日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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