会期:2月12~15日(現地時間) 会場:Las Vegas Convention Center オリンパスは、PMA 2004では800万画素のハイエンド機など、5機種の日本未発表レンズ一体型機を展示した。 また、フォーサーズシステム用レンズ「ZUIKO DIGITAL」のラインナップに150mm F2.0を加える。 ●第2の広角ズーム機「C-8080 WIDE ZOOM」 DiMAGE A2、PowerShot Pro1と800万画素機の発表が相次いだPMA2004だが、オリンパスは「CAMEDIA C-8080 WIDE ZOOM」を投入。既存のDSC-F828、COOLPIX8700と合わせて800万画素のレンズ一体型ハイエンド戦線には5機種が並んだ。他の機種と同様にC-8080も、2/3インチCCDを搭載する。 同社ではC-5060 WIDE ZOOMに続く第2の広角ズーム機だが、C-5060が35mmフィルム換算で27~110mmの4倍ズームなのに対し、C-8080では28~140mmの5倍ズームとなっている。
ファインダーは液晶ビューファインダーと1.8型のTFT液晶ディスプレイ。C-5060では上方に開くフリーアングル液晶が話題になったが、C-8080ではEVFの接眼部が大型化されたためか、この機構は廃止され、上下にのみチルトする。記録媒体は、xD-Picture CardとType2 CFのデュアルスロット。 外観はオリンパスの高級機らしく、重厚で質感が高い。とくにC-5060よりも大きくなったレンズが、その存在感を増している。米国では3月上旬に、999ドルで発売される。 また、C-8080を含め、今回発表の5機種では画像処理プロセッサに「TruePic TURBO」というブランドが冠された。従来も、同社では画像処理技術を「TruePic」と呼称してきたが、新たにロゴも作成され、ブランド化を図っている。キヤノンのDIGIC以来、画像処理プロセッサをアピールする傾向が強まっており、その流れに沿ったものと思われる。
□ニュースリリース(英文) ●ULTRA ZOOMシリーズには400万画素機が2機種 コンパクト高倍率光学ズーム機の開祖、ULTRA ZOOMシリーズには、400万画素の「C-770」「C-765」とを加えた。どちらも400万画素CCDと光学10倍ズームを搭載する。C-765は499ドル、C-770は599ドルで、4月発売。 両機種とも従来のUltra Zoomシリーズより一回りコンパクトな筐体。C-770は動画機能を強化した上位機種で、MPEG-4を採用し、VGA/30fpsの音声付き動画録画ができる。また、フラッシュが強化され、アクセサリシューが装備される。 □ニュースリリース(英文)http://www.olympusamerica.com/cpg_section/cpg_PressDetails.asp?pressNo=304
生活防水デジカメ「Stylus」(日本名μ-Digital)シリーズには、「Stylus 410 Digital」が登場。400万画素/光学3倍ズームというスペックは従来どおりだが、録音機能が装備された。マイクとスピーカーの孔がボディに開いているが、生活防水機能は失われていない。2月下旬発売で、399ドル。 □ニュースリリース(英文)http://www.olympusamerica.com/cpg_section/cpg_PressDetails.asp?pressNo=305 また、米国市場をターゲットとした低価格な入門機「D-540 ZOOM」が、4月に発売される。有効320万画素CCD、光学3倍ズームなどを搭載して199ドル。 □ニュースリリース(英文)http://www.olympusamerica.com/cpg_section/cpg_PressDetails.asp?pressNo=308
●ZUIKO DIGITALに新顔、P-10の米国発売決定 フォーサーズマウント用レンズ「ZUIKO DIGITAL 150mm F2.0」も参考展示された。まだモックアップで、価格、発売日ともに未定だが、交換レンズのラインナップ拡充が待たれるフォーサーズ陣営には朗報だろう。35mm換算で300mm相当のいわゆる“サンニッパ”級よりもさらに一絞り明るい大口径単焦点レンズだ。 2003年10月に発表し、発売日未定となっていた昇華型熱転写プリンタ「CAMEDIA P-10」は、米国での発売日と価格が決定した。199ドルで2月に発売される。 □関連記事
□PMA 2004のホームページ(英文) (2004年2月14日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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