1月14日発表

　富士写真フイルム株式会社は14日、同社のデジタルカメラ用充電式リチウムイオンバッテリ「NP-40」および「NP-60」について、外観が酷似した模造品が出回っていることを明らかにした。

　NP-40はFinePix F402/610/700、NP60は同F401/F410/F601/M603用などに利用される専用バッテリ。主に海外市場向けの製品について確認され、FUJIFILMのロゴが正規品よりも太い、こすると文字が消えやすいなどの違いがあるとしている。

　保全装置等がない危険性の高いものも存在し、使用した場合は発熱、発火、破裂などの事故が起こる可能性があるため、同社ではホームページ上で注意を呼びかけている。

　昨年末からデジタルカメラ用バッテリの模造品が相次いで発見されており、ニコン、ソニー、オリンパスからもすでに同様の警告が発せられていた。

NP-40の模造品(上段)。正規品よりもロゴが太い

NP-60の模造品(上段)。正規品よりもロゴが太く、印刷品質が悪いため文字をこすると消えてしまう

□富士フイルムのホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/fxbatinfo.html
□関連記事
【2003年12月26日】オリンパス、デジカメ用充電池の模造品について警告
～相次ぐリチウムイオン充電池の模造品発見
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1226/olympus.htm
【2003年12月5日】ニコン、同社製デジカメ用バッテリの模造品について警告
～液漏れや発火の可能性
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1205/nikon.htm

(2004年1月15日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]