12月17日 発表

　株式会社矢野経済研究所は17日、DVDリライタブルドライブ(DVD-W)の市場調査をまとめ、概要を発表した。

　今回のレポートでは、DVD-W市場の力点は2003年夏までの民生機器から、再びPC向けに回帰しつつあるとしているとしている。

　DVDレコーダーが置き換えを目指しているVTR市場が5千万台程度の規模であるのに対し、PC市場は1億4千万台と大きく、潜在的可能性が高いとしている。また、世界市場ではCD-ROM、CD-RW、DVD-ROMドライブなどが主流を占めており、今後DVD-Wが成長する余地は大きいとしている。

　PCメーカー側からドライブメーカーへの働きかけも増えており、PCへのDVD-Wドライブの搭載は止まらない流れになったとしている。

　なお、2003年の光ドライブ市場におけるDVD-Wドライブの出荷台数見込みは2千万台(シェア9.7%)で、2004年には3,500万台(シェア15.9%)に増加すると予測している。

2003年見込み	2004年予測

□矢野経済研究所のホームページ
http://www.yano.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.yano.co.jp/press/2003/031217.html

(2003年12月17日)

[Reported by date@impress.co.jp]