NEW相模原店

11月28日 開店

　株式会社コジマは、11月28日、神奈川県相模原市にコジマNEW相模原店をオープンした。

　神奈川県に出店している19店舗のなかでも、中核店舗と位置づけられる店舗で、「16号通り沿いに100mを越える間口を持っているのは当店しかない」と自負する。

　先頭に並んだ人は開店3日前となる火曜日から。午前10時の開店時には、約1,000人が並び、列は400mを越える店舗周囲を回った後、300m先の淵野辺十字路まで達した。

先頭は火曜日から並んでいたという	店舗の外周をぐるっとまわる形で列が続く	開店1時間前の午前9時には約500人が列を作った

2階フロアは約半分をパソコン関連機器が占めるレイアウト	フロア構成は1階が駐車場、2階がパソコンおよびAV機器。3階が家電

　コジマNEW相模原店は、旧NEW相模原店と西町田店を閉鎖し、新たに地上3階建て、延べ床面積7,327平方メートル、売り場面積3,150平方メートルの大型店舗としてオープンしたもの。

　1階は駐車場部分として174台の駐車が可能。売り場は2階と3階に配置した作りとなっている。

　2階の売り場は、パソコン、パソコン用周辺機器、パソコンソフトのほか、電話、FAXなどの情報関連商品、テレビ、ビデオなどの映像商品、ミニコンポなどの音響商品を展示。DVDやゲームソフトを展示販売する「コジマソフト」のコーナーも設置した。

　3階の売り場では、家電を展示。エアコン、冷蔵庫、洗濯機、健康器具などを展示している。

　取り扱い品目は約1万種類。それとは別にコジマソフトでは、7,000種類のソフトを取り扱っている。

　コジマの小島章利社長は、「これだけのすばらいしい場所に、すばらしい店舗ができたことは大変うれしい。強い商品、強い人材、強いオペレーションシステムによって、強い店にしていきたい」と挨拶。

　とくにオペレーションシステムについては、「昨日から全店舗でハンディターミナルを導入しており、これをNEW相模原店でも採用している。このハンディターミナルで、すでに350万会員に達したコジマお客様カードを読みとると、これまでの購買履歴が瞬時にわかり、より密着した対応が可能になる」とした。

小島章利社長は「すばらしい場所に、すばらしい店舗をオープンできた」と挨拶	秋谷晋一店長は、「コジマのシンボルマークである笑顔を、常に提供できる店舗にしたい」と決意を語る	コジマのコマーシャルでおなじみの俳優・青柳文太郎さんも駆けつけ、一日店長を務めた

　開店当日の目玉商品は、エプソンの複合プリンタCC-550Lが7,980円、シャープのメビウスPCM-M1H3Eが79,800円など。いずれも、限定10台が開店後5分とたたずに完売となった。

　また、5,000円以上の購入者に限定して、抽選で購入できる特価商品を用意。28日はシャープのメビウスPCG-P2C5Eを限定3台で1980円。シャープのDVDレコーダー「DV-SR200」が5台限定で980円などを用意。さらに、29日は日立の「PriusNote 200C」を1,980円で3台用意、東芝の多機能オーブンレンジを80円で10台用意している。

　相模原地区における16号沿線は、大型量販店の激戦地区でもある。

　地元のノジマに加え、ヤマダ電機が出店。さらに、町田駅前のヨドバシカメラとも競合することになる。

　小島社長は、「地域一番店を目指すには、やはりノジマ、ヤマダを意識しないわけにはいかない。従来の店舗に比べて、品揃えも豊富になり、駐車場も広くとれるようになった。人材の質的強化も図り、十分に戦える店舗になった」と話す。

　一方、パソコン関連製品については、ノジマやヤマダ電機、ヨドバシカメラが中古パソコンや組立パーツなどの展示販売を行なっているのに対して、コジマはメーカーブランドの新品パソコンおよび、イーヤマと提携して製品化したコジマオリジナルパソコンなどの取り組みに限定される。

　その点について、小島社長は、「当社の場合は、パソコンをリサイクルするという観点だけで環境を捉えるのではなく、長い間に渡って使ってもらうことも環境に配慮した取り組みだと考えている。5年間保険を用意しているのも、長年に渡って安心して利用してもらうための取り組み。もともと、当社ではパソコンも家電的に買っていただきたいと考えている。お客様もそういった方々が多い。中古パソコンや組立パーツを取り扱わなくても、当社の特徴を発揮した販売ができると考えている」とコメントした。

デジカメは用途別に展示。フロアの中央付近にコーナーが設置されていた	横に長いフロアを利用して、サプライ製品が壁一面に展示	サプライ品の横には、パソコン用ソフトが壁面を埋める

初日の特価品のひとつエプソンの複合機CC-550L。わずか5分で完売	家電売り場も広い展示スペースを活用して数多くの品揃えを実現	パソコンの限定特価品。最初に売り切れたのが中央のシャープメビウスPCM-M1H3E。完売まで5分かからなかった

開店前に開かれた朝礼には取引先などを含めて300人以上が参加	新店舗オープンの時には恒例となっているリボピタンDによる乾杯	開店のテープカット。取引先、並んだお客さん、地主さんが参加。右端が小島社長

10時のオープンを5分ほど前倒した開店と同時に店内になだれ込む	あっという間に、店内はいっぱいに	レジも長蛇の列

5,000円以上の購入者のみに、抽選で販売する特別商材。メビウスPCG-P2C5Eが1,980円	30台用意したキヤノンのPIXUS550iは、10分程度で完売。これが最後の1台	自動車の列も長く連なる。16号の右側車線に駐車場に入りきれない自動車が並ぶ

新聞見開きの2倍の大きさがある巨大なチラシ	閉鎖された旧コジマNEW相模原店。新店舗からわずか徒歩2～3分の距離

■■ 注意 ■■ ・店内の状況/掲示は公開時のものであり、変更される可能性があります。 ・店内に掲示されている価格およびチラシの内容は開店当時のものであり、変更される可能性があります。また、他店舗および通信販売などでは、これらの価格は適用されません。

□コジマのホームページ
http://www.kojima.net/
□NEW相模原店店舗案内
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=4&pg=1&ino=BA099451&grp=kojima

(2003年11月28日)

[Reported by 大河原克行]