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アイ・オーとMaxtorが業務提携し、ダブルブランド製品を発売
~デジタル家電用の外付け増設HDD開発も視野に

11月28日 発表



 株式会社アイ・オー・データ機器は28日、米Maxtorと業務提携を結んだことを発表した。これにより、今後アイ・オー・データは、Maxtor製ドライブ搭載HDDについて、両社のロゴを記載し、ダブルブランドで発売する。

OneTouchシリーズ

 提携第一弾の製品として、ワンタッチでバックアップができる外付けHDD「Maxtor OneTouch」シリーズ3モデルが12月上旬より発売される。

 価格は、容量120GBでUSB 2.0対応の「HDOT-U120」が22,000円、容量160GBでUSB 2.0/IEEE 1394対応の「HDOT-UE160」が29,800円、容量250GBでUSB 2.0/IEEE 1394対応の「HDOT-UE250」が46,500円。

 また、250~300GBクラスの大容量モデルを中心に、Maxtor製ドライブを採用するほかの製品についても、「Storage by Maxtor」ロゴを貼付し、12月より順次発売する。

OneTouchの前面にはこのように両社のロゴが印刷される 既存製品もMaxtor製ドライブ搭載機は12月以降、このようなロゴが貼付される

日本マックストア代表取締役社長の内山洋一氏

 28日に行なわれた発表会で、Maxtoの日本法人である日本マックストア株式会社の代表取締役社長の内山洋一氏は、今回の提携の目的について「搭載ドライブをあらかじめ明示することで、ユーザーに安心して購入してもらうため」と説明した。

 また、アイ・オー・データ機器の代表取締役社長の細野昭雄氏は、「ドライブメーカーを公表することで、その詳細な仕様をユーザーに伝えることができる。HDDは、価格や納期だけが注目されがちだが、今後は信頼性についても訴えていきたい」とした。

 さらに両社は、来春以降をめどに、HDD/DVDビデオレコーダなどのデジタル家電用の外付け増設HDDを共同で開発する意向があることを明らかにした。具体的内容は今後詰めていく予定だが、細野氏は「家電メーカーが対応製品を出すのとほぼ同時期に増設HDDを発売したい」とコメントし、PC用以外にも積極的に展開していく予定であることを明かした。

アイ・オー・データ機器代表取締役社長の細野昭雄氏

 アイ・オー・データはこれまでも、Maxtor製ドライブを多く採用しており、全体では約5~6割、250/300GBモデルではほぼ100%がMaxtor製。だが、今回の提携で、同社製品におけるMaxtor製品の占める比率を積極的に向上させる予定はないという。

 細野氏は、「Maxtor製であることを知らしめるのが目的であり、商品の性格に応じて、Maxtor製品を選択し、その上でMaxtorの持つ強みをより明確にするのが狙い」だと語った。

 また内山氏も、現在OneTouchシリーズはすでに、他の販売代理店経由で国内販売しているが、今後アイ・オー・データが同シリーズを独占販売するものではないと説明した。

 今回発表のOneTouchシリーズは既存の製品にアイ・オー・データのロゴを加えただけのものだが、細野氏は、今後は同社のデザインによる製品なども展開していきたいとした。

□アイ・オー・データ機器のホームページ
http://www.iodata.jp/
□ニュースリリース
http://www.iodata.jp/news/200311/03_pr017.htm
□日本マックストアのホームページ
http://www.maxtor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.maxtor.co.jp/about/press/release_corporate/2003/1128.htm
□関連記事
【2002年10月9日】マックストア、バックアップ機能つき外付けHDD
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1009/maxtor.htm

(2003年11月28日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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