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三洋、ニッケル水素充電池用の新電極素材
「超格子合金」

合金インゴット(左)と電極用合金粉末

11月27日発表



 三洋電機株式会社は27日、ニッケル水素充電池用の新しい電極材料「超格子合金」の実用化に成功したと発表した。

超格子合金構造図

 超格子合金は、ニッケル水素充電池の負極材料として開発された。従来使用されていた水素吸蔵合金に対し、約25%の高容量化、低温への耐性、低価格化などが図れるとしている。

 当初は、携帯電話用電池に使用され、市販用電池、電動工具用、ハイブリッド自動車用などへ順次採用される予定。

 超格子合金は、東芝および東芝電池によって開発され、2000年に発表されたが、電池サイクル寿命が課題となって実用化されていなかった。2001年4月に、東芝電池のニッケル水素充電池事業が三洋電機に譲渡され、開発を継続した結果、今回の実用化に至ったという。

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0311news-j/1127-1.html
□関連記事
【7月10日】三洋、公称容量2,300mAhの単三型ニッケル水素電池
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0710/sanyo.htm

(2003年11月27日)

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