11月11日 公開

　アップルコンピュータ株式会社は11日、Mac OS X v.10.3およびMac OS X Server v.10.3用のアップデータ「10.3.1」を公開した。

　10月末に明らかとなったIEEE 1394b(FireWire 800)接続の外付けドライブ使用時のデータ消失問題に対応したアップデートが含まれている。アップルでは、ドライブのファームウェアアップデートとともに、OSもアップデートするように呼びかけている。

　この問題は、外付けドライブが、Oxford Semiconductor製のブリッジチップ「922」を使用しており、ファームウェアのバージョンが1.02の場合に、不具合が発生し、データが消失するというもの。

　ドライブメーカー各社は、ドライブの使用を一時控えるように呼びかけていたが、ヤノ電器株式会社や株式会社アスクでは、ファームウェアのアップデータを公開している。

　なお、10.3.1アップデータでは、FileVault、プリント機能、WebDavなどの不具合修正、およびセキュリティのアップデートも行なわれている。

□アップルのホームページ
http://www.apple.co.jp/
□Mac OS X Update 10.3.1
http://www.apple.co.jp/ftp-info/reference/macosx_update_10.3.1.html
□Mac OS X Server Update 10.3.1
http://www.apple.co.jp/ftp-info/reference/msx_update_10.3.1.html
□関連記事
【11月10日】ヤノ、PantherのIEEE 1394b不具合解消アップデータを公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1110/yano.htm
【11月4日】Oxford、Panther不具合に関する声明を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1104/panther.htm
【10月31日】Apple、PantherでIEEE 1394b外付ドライブ使用時に不具合
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1031/apple2.htm

(2003年11月11日)

[Reported by date@impress.co.jp]