10月17日発売

標準価格：オープンプライス

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　株式会社ロジクールは、光学マウスの新シリーズ「Click!」を10月17日より発売する。価格はオープンプライス。

ホイールの後方(下)にアプリスイッチがある

　ラインナップされるのは、無線の6ボタンマウス「Cordless Click! Plus Optical Mouse」(CLK-C70)、無線の4ボタンマウス「Cordless Click! Optical Mouse」(CLK-C50)、有線の4ボタンマウス「Click! Optical Mouse」(CLK-30)の3機種。

　インターフェイスはUSBで、PS/2変換アダプタが付属。対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP、Mac OS 8.6以上。

　全機種とも左右クリックボタンとホイールボタンのほか、アクティブなウィンドウを切り替えるための「アプリスイッチ」が装備される。Agilent Technologiesと共同開発した、解像度800dpiの光学センサを搭載する。

●Cordless Click! Plus Optical Mouse

　Click!シリーズの最上位モデルで、27MHzの無線インターフェイスを搭載する。同社直販価格は5,980円。

　右手専用のデザインになっており、左右ボタン、ホイールボタン、アプリスイッチのほか、親指の位置にWWWブラウザ用の「進む」/「戻る」ボタンを搭載する。

左右非対称の右手専用デザイン	親指があたる位置に進む/戻るボタンを装備する

　同社独自の「FastRFテクノロジー」を採用。PCとの1秒あたりの通信回数を、USB 1.1の上限である125Hzとすることで、有線同様の応答性と信頼性を確保したとしている。IDは4,095種類。動作範囲は半径1m以内。

　電源として、マウスに単3アルカリ乾電池2本が必要。動作時間は約2.5カ月としている。

　受信部には、本体サイズ20×71×11mm(幅×奥行き×高さ)、重量12gのコンパクトUSBレシーバーが付属。スタンド付きの延長ケーブル「デスクトップスタンド」も付属する。デスクトップスタンドの本体サイズは35×73×27mm(幅×奥行き×高さ)、重量は30g、ケーブル長は1.5m。

写真左の手前がコンパクトUSBレシーバ。後方のスタンドに装着すると写真右のようになる

　本体サイズは72×129×44(幅×奥行き×高さ)mm、重量は152g(乾電池含む)。本体色はラピスブルーとオニキスブラックが用意される。

ラピスブルー(左)とオニキスブラック

●Cordless Click! Optical Mouse

　Cordless Click! Plus Optical Mouseから、「進む」/「戻る」ボタンを省き、両手で使用可能な左右対称デザインとしたモデル。同社直販価格は4,980円。

　無線インターフェイスや光学センサの仕様はCordless Click! Plusとほぼ同様で、レシーバーも同じものが付く。本体サイズは65×127×42mm(幅×奥行き×高さ)、重量は143g(乾電池を含む)。

　本体色はシルバー、ラピスブルー、ルビーレッドが用意される。

左右対称の両手で使えるデザイン	Cordless Click! Plusと同様に2本の乾電池を電源とする
左から、シルバー、ラピスブルー、ルビーレッド

●Click! Optical Mouse

　有線の光学マウス。同社直販価格は2,980円。

　左右クリックボタンとホイール、アプリスイッチの4ボタンを搭載。両手で使用可能な左右対称デザインを採用する。光学センサの仕様は無線モデルと同様。

　本体サイズは67×120×38mm(幅×奥行き×高さ)、重量は127g。ケーブル長は1.77m。本体色はラピスブルー、オニキスブラック、ルビーレッド、シルバーが用意される。

左上からラピスブルー、オニキスブラック、ルビーレッド、シルバー

●Click! Optical Mouse

Logitecのアシシュ・アローラ ディレクター

　発表会ではLogitech リテール ポインティング デバイス ワールドワイドプロダクト マーケティング部のアシシュ・アローラ ディレクターが製品のコンセプトや12～14カ月に及んだ開発経緯を説明した。

　Click!シリーズは、同社が「Young & Fun」と名付けたユーザー層に向けて企画されたマウス。Youngとなっているが、これは年齢ではなく心構え(attitude)が若々しいことを表すとしている。具体的には進歩的過ぎず、古過ぎないものを好み、実用性とエンターテイメント性のバランスが取れた、いわば中庸ユーザーを指す。

　このユーザー層が重視するポイントは「快適さ」、「表面処理」、「無線で光学式」などとしており、Click!シリーズのコンセプトはこれらの条件を満たす「Jewelry for the Computer」とされた。

　とくに「表面処理が差別化の重要なポイントとなる」(アローラ ディレクター)ことから、外観デザインに注力したとしている。

発表会では開発工程の一部も紹介された。写真左はデザイン画。その後、立体モデルを作って検討する。Click!のデザインは芸術家のヘンリー・ムーアやバーバラ・ヘップワースの影響を受けているという
ターゲットとするユーザーのグループへのインタビューを行ない、開発にフィードバックする	表面処理の検討。塗料は既存の製品でなく、塗料会社に作ってもらったものだという	CAD/CAMで内部を設計し、構造を検討する
衝撃などを加えるトーチャー(拷問)テストも	左上からCordless Click!、Cordless Click! Plus、Click! Opticalの内部	Logitechによるマウスユーザーの分類。Click!シリーズは中庸ユーザーである「Young & Fun」をターゲットとする

□ロジクールのホームページ
http://www.logicool.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.logicool.co.jp/press/press_122.html
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(2003年10月16日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]