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GS Magicstor、4.8GB/1インチHDD CFを発表
~2005年には20GBの製品も

10月6日 発表



 GS Magicstorは6日、都内で記者会見を開催し、4.8GBの容量を持つ1インチHDDを内蔵したCFなどを年末までに国内市場に投入することなどを発表した。

CFタイプの2.4GBモデル(右)と、そのスケルトンモック(左)

 GS Magicstorは中国貴州省に本社を置くHDDの専業メーカー。2002年8月に設立されたばかりの会社だが、2003年3月に工場を完成させ、6月に1インチHDDとして最大容量となる2.4GBモデルの出荷を開始。2003年度の出荷台数は50万台を見込んでおり、1インチHDDのメーカーとしてはすでに中国で最大規模だという。

 現在同社は、2.2GBと2.4GBのラインナップを用意。ドライブの回転速度は4,200rpm、内部転送速度は52.4~99.6Mbps、実効外部転送速度は3.3~6.5MB/sec。それぞれインターフェイスにType2 CF、USB、ATAを採用したものを製品化している。

 2.2GBのCFは、8月末に秋葉原の店頭でも並行輸入品の販売が確認されているが、会見では都築電産、豊田通商、日商エレクトロニクスの3社が代理店として正式に国内での販売を行なうことが発表された。GS Magicstorも年内に東京に事務所を構え、日本での販売に本腰で取り組む。

マーケティング・販売総責任者兼副社長のDavid Wu氏

 また、同社マーケティング・販売総責任者兼副社長のDavid Wu氏は、年末までに容量4.8GBの製品を発売することを明らかにした。価格については、同時期に発売が予定されている競合他社製品より安くなる見込みだという。

 Wu氏が示したロードマップによれば、2004年後半には7~8GB、2005年頭には10GB、2005年末には16~20GBの製品が予定されている。

 また同社は、ECCの機能を簡略化し、高速化を図ったAVドライブの開発を予定しているほか、1.8インチHDDの工場の建設も開始しており、2004年第1四半期に20/30/40GBの製品を出荷開始する予定。

 今後の事業計画についてWu氏は、「2004年には500万台を出荷し、CFマーケットで10%のシェアを、2005年にはUSBストレージで5%のシェアを確保するとともに、中国で最大のHDDメーカーを目指す」と語った。

製品ロードマップ。2005年には1インチで20GBの製品も COMPUTEX TAIPEI 2003の同社ブースで展示されたUSBタイプ(上段2製品)。USBはこのように主に外部ストレージ向けとなる

□GS Magicstorのホームページ(英文)
http://www.gs-magicstor.com/
□製品情報(英文)
http://www.gs-magicstor.com/english/products-E/index.htm
□関連記事
【8月26日】日立、容量4GBのMicrodriveを正式発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0826/hitachi.htm
【8月30日】2.2GBのCFサイズHDDが発売、Magicstor製で約26,000円(AKIBA)
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20030830/etc.html#cf22gb

(2003年10月6日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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