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インテル、全国大学生協連と提携。Centrinoノートが推奨に

9月25日 発表

 インテル株式会社は、全国大学生協協同組合連合会(全国大学生協連)と提携、2004年度の新入生に対し全国大学生協連がCentrinoモバイルテクノロジを採用したノートPCを推奨することとなったと発表した。

「Centrinoモバイルテクノロジ搭載製品こそキャンパスに求められるノートPCだ」と述べるインテルのケヴィン・セラーズ本部長(プラットフォーム&ソリューションズ マーケティング本部)
 全国大学生協連は、全国の226大学が加盟する生活共同組合組織。学生、院生、教職員で構成される組合員は141万人で、今回の提携の対象となる2004年度の新入生は約27万人とされている。この新入生に対し、52,000台のPC(うちモビリティの高いB5サブノートPCが4万台、A4オールインタイプが12,000台)の販売を計画する。

 現在の大学生生活には、モビリティを持ったPCの存在は欠かせない。講義や自宅での学習だけでなく、コミュニケーションツールとして、あるいはサークル活動を含めた遊び、さらには就職活動のため、自宅、キャンパス、オフィス街など様々なシチュエーションでPCが求められる。

 だが一般に大学の教室は、学生全員分のネットワークポート、ACコンセントを備えているわけではない。また、大学に設置された共有のPCでは、教員が環境設定と維持に追われ、授業内容の充実がおろそかになりがちだ。何より、個人が常時携帯し常用しなければ、コンピュータリテラシー向上の効果が薄まる。高性能に加え軽量かつ薄型で長いバッテリ寿命と無線LAN技術を標準搭載したCentrinoノートPCは、いつでも、どこでも使えるPCとして望ましい性格を持つ。

 今回の提携でインテルは、販促ツールの提供、PCのトレーニング講師養成や教材作成の支援、教材無線LANスポットの接続性検証といった活動を通じ、全国大学生協連に協力し、共同マーケティングを展開する。

 全国大学生協連では、すでに9月18日付けで、PCベンダ9社に対し来春モデル(来春の新入生に対する推奨PC)のスペックを提案済み。上述した52,000台のうち、4万台を占めるB5サブノートタイプがCentrinoモバイルテクノロジを用いたものになる見込みだ。これら推奨PCは、単に安価なだけでなく、4年間の学生生活に耐えられる性能が求められる。

 また今回の発表に際して、大学キャンパス内での無線LANホットスポットの整備について、インテルとNTTコミュニケーションズが協業を行なうことも明らかにされた。

 両社が共同で大学向けのセミナーを企画したり、PCベンダを巻き込んでのキャンペーンを行なうことが計画されており、大学が自前で無線LAN環境を構築する場合に比べ、初期投資額ならびに運用コストの低減と、導入時間の短縮につながることを訴求していくという。

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2003/030925b.htm

(2003年9月26日)

[Reported by 元麻布春男]


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