COMPUTEX TAIPEI 2003会場レポート:Athlon 64対応マザーボード編

Socket 754版Athlon 64に対応するマザーボードが多数展示
~チップセットはALi、NVIDIA、SiS、VIAの4社から


会場:Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1
   Taipei World Trade Center Exhibition Hall 2
   Taipei World Trade Center Exhibition Hall 3
会期:9月22日~26日(現地時間)


 COMPUTEX TAIPEI 2003では、9月24日に発表される予定のAthlon 64に対応したSocket 754マザーが、各ベンダーから多数展示されている。搭載するチップセットのメーカーはALi、NVIDIA、SiS、VIAの4社。統合型チップセットを搭載したものや、microATXマザーも散見される。


●ALi

 ALiはAthlon 64用チップセットで、デスクトップ用チップセットに復帰する。ノースブリッジ「M1687」+サウスブリッジの「M1563」の組み合わせを用いたもの。また、ALiのブースではシングルチップソリューションである「M1689」のサンプルボードも展示された。

DFI K8Ali(M1687+M1563) SOYO K8USA DRAGON Ultra(M1687+M1563) ASROCK K8A8X(M1687+M1563)。ALiブースでの展示
型番不明のQDI製マザー(M1687+M1563)。ALiブースでの展示 ALiが予定しているAthlon 64向けシングルチップ「M1689」のサンプルボード


●NVIDIA

 NVIDIAのAthlon 64対応チップセットは未発表のnForce3 150。ちなみにASUSTeKのシングルOpteronマザー「SK8N」で採用されていた、nForce3 Pro 150のAthlon 64対応版という位置付けになる。

CHAINTECH ZNF3-150 JETWAY N3KA GIGABYTE GA-K8NNXP
BIOSTAR K8NHA Pro BIOSTAR K8NHA-M SOLTEK SL-K8AN-RL
SOYO CK8 DRAGON Plus EPoX EP-8KDA+ Shuttle AN50R
AOpen AK89-L


●SiS

 SiS製チップセットとして搭載されているのは、「SiS755」と「SiS760」の2種類。SiS760はグラフィック統合型だ。サウスブリッジには「SiS964」が組み合わせられる。

JEYWAY S755MAX(SiS755) ECS 755-A(SiS755) ECS 760-M(SiS760)


●VIA

 今回採用製品がもっとも多かったのがVIAのチップセット。すでに秋葉原にもお目見えしている「K8T800」と、グラフィック統合型の「K8M800」の2製品だ。サウスブリッジはシリアルATAをサポートする「VT8237」を組み合わせたマザーボードがほとんどだが、一部に旧製品の「VT8235」を組み合わせた製品も見受けられる。

Albatron K8X800 Pro II(K8T800+VT8237) TYAN S2861ANNRF(K8T800+VT8237) CHAINTECH AK8T800(K8T800+VT8237)
CHAINTECH SK8T800(K8T800+VT8237) FIC K8-800T MAX(K8T800+VT8237) FIC K8M-800T MAX(K8T800+VT8237)
BIOSTAR K8VHA Pro(K8T800+VT8237) BIOSTAR K8VHA-M(K8T800+VT8237) DFI K8 VIA(K8T800+VT8237)
SOLTEK SL-K8AV2-RL(K8T800+VT8237) EPoX EP-8HDA3+(K8T800+VT8237) ASUSTeK K8V Deluxe(K8T800+VT8237)
AOpen AK86-N(K8T800+VT8237) MSI K8T Neo(K8T800+VT8237) MSI K8TM(K8T800+VT8237)
ECS K8T800-A(K8T800+VT8237) PHOTON KV1 Deluxe(K8T800+VT8237) VIAのブースにのみ展示されていたGIGABYTE製マザー。シルク印刷はGA-K8VNXPとある(K8T800+VT8237)
VIAのブースにのみ展示されたQDI製マザー。型番はK8VM800とある(K8T800+VT8237) VIAブースに展示の、Fujitsu Siemens Computers製マザー(K8T800+VT8237) VIAのブースでのみ展示されたacorp製マザー。シルク印刷に8KT400と記されている(K8T800+VT8237)
OCTEK Rhino K8T800-ASE(K8T800+VT8237またはVT8235CE) SOLTEK AL-K8AV-R(K8T800+VT8235) VIAブースでのみ展示されたECS製マザー(K8T800+VT8235)
VIAブースでのみ展示されたMSI製マザー。型番はK8T Gem/MS-6702とのシルク印刷が見られる(K8T800+VT8235) FIC K8M-800M MAX(K8M800+VT8237) SOLTEK SL-K8MAV-R(K8M800+VT8237)
ECS K8M800-M(K8M800+VT8237)


●その他

 このほかMSIのブースでは謎のマザーボードが。マザーボード自体はMSIから発売されているOpteron用のデュアルSocket 940マザー「K8T Master-FAR」だが、Opteronと並んで別のAthlon 64ロゴが。Socket 940のAthlon 64とは一体?

秋葉原でもすでに販売されている「K8T Master-FAR」だが…… スペックを見るとOpteronと並んで別のAthlon 64ロゴが。プロセッサの名称やロゴの一部はシールで隠されている


【追記】

ABIT KV8-MAX3(K8T800+VT8237) Uneec MK8V。180×250mmサイズの小型マザー。K8T800+VT8237の構成だが、なぜか背面にVGAコネクタを搭載する謎の仕様である

□COMPUTEX TAIPEI 2003のホームページ(英文)
http://www.computex.com.tw/computex2003/

(2003年9月23日)

[Reported by 多和田新也]


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