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ソーテック、秋以降に国内生産を開始
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11日の発表会で公開されたCentrinoノート、これも国内生産の対象か |
株式会社ソーテックは、今年秋以降、国内での自社施設による生産を実験的に開始する。同社の大邊創一社長が明らかにした。
これまで同社では、韓国、台湾、中国の企業に生産委託を行なってきたが、一部製品に限定して、新たに用意する自社施設の国内生産に切り替えることで、品質面での強化を図る。
第1段階として、デスクトップパソコンのBTOおよびCTOに関しては、横浜のサービスセンター内に生産ラインを設け、受注から納品までの期間短縮を図るほか、顧客の要求仕様にも柔軟に対応できる体制をつくる。
さらに、今年秋以降、一部製品に関しては、自社の生産設備を新たに設けて、国内生産ならではの厳しい管理基準のもとで実験的な一貫生産を行ない、成果が出れば一部製品を対象に本格的な国内生産へと移行することになる。
来年4月に設立20周年を迎える同社は、これまではファブレスメーカーとして成長を遂げてきた。節目を前に、ファブレスメーカーからの脱皮を図ることになるともいえそうだ。
大邊創一社長は、「初期不良率は現在1.5%程度と、国内の大手パソコンメーカーと比べても遜色のないレベルに到達している。これが、さらに国内生産へと移行することで1ポイント程度引き下げることが可能になるだろう。初期不良率が1ポイント下がれば、サポートコストの削減が可能になるほか、納期の短縮化、修理対応の柔軟性、顧客満足度の向上など、海外生産に比べても全社的なメリットが大きくなるだろう」と試算する。
国内生産の対象となる機種は、現時点では明らかではないが、デスクトップに加えて、一部ノートパソコンの生産も検討している。
□ソーテックのホームページ
(9月16日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.sotec.co.jp/
(2003年9月16日)
[Reported by 大河原克行]
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