東芝、第1四半期は413億円の赤字 ~PCとTVの価格下落が影響
7月30日 発表
株式会社東芝は30日、2003年度第1四半期(4月~6月)の決算を発表した。
連結決算の売上は1兆1,172億円で、営業損益は413億円の赤字、純損益は368億円の赤字となった。売上は対前年比6.2%減、営業赤字も前年同期比で150億円増大した。
部門別では、デジタルプロダクツ、電子デバイス、社会インフラ、家庭電器の主要4部門のすべてで売上が対前年割れ。ただし、電子デバイスはブラウン管を合弁会社に移管しており、実質は増収としている。
デジタルプロダクツ事業が173億円、社会インフラが322億円、家庭電器が15億円の赤字なのに対し、電子デバイスは70億円の黒字へ回復した。
PCを始めとするデジタルプロダクツ部門の赤字の原因は、海外向けPCと海外向けTVの売上減としている。PCの売上高は180億円減の1,420億円。国内外とも台数は増加したが、国内売上高は横ばいにとどまり、海外ではhpによる価格攻勢により大幅な減収となったとしている。
また、海外向けTVでは米市場向けのプロジェクションTVの価格低下が大きく影響したという。東芝全体でも北米市場の売り上げは前年の2,030億円から1,426億円へと3割も減少している。
なお、2003年度の通期見通しである、売上高5兆7千億円、営業損益1,700億円は、変更されていない。
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□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□決算概要(PDF)
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/er200307/japanese/pdf/all.pdf
□説明資料(PDF)
http://www.toshiba.co.jp/about/ir/pdf/jpn/20030730.pdf
(2003年7月31日)
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PC Watch編集部
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