モバイルPentium 4 3.06GHz搭載のハイエンドノート「LaVie C LC950/6D」
~最新CPU搭載で高いコストパフォーマンスを実現



LaVie C LC950/6D

 ノートPCは、そのサイズや重量によっていくつかのジャンルに分類されるが、その中でも最も大きいものが、フルサイズノートPCだ。このクラスの製品は、HDDと光学ドライブに加えてFDDも内蔵した3スピンドルノートPCが中心で、主にデスクトップPCの代替機として使われる。

 今回は、フルサイズノートPC向けの新プロセッサ「モバイルPentium 4」を搭載したNECのハイエンドノート「LaVie C LC950/6D」を試用する機会を得たので、早速レビューしていきたい。



●モバイル向け新プロセッサ「モバイルPentum 4」とは?

 まず最初に、LaVie C LC950/6Dに搭載されているCPU「モバイルPentium 4」について解説したい。モバイルPentium 4は、2003年6月11日に発表された新CPUで、その名の通りモバイル向けのPentium 4であるが、今までリリースされてきたモバイルPentium 4-Mとは異なる製品だ。

 両製品ともマイクロアーキテクチャとしてNetBurstマイクロアーキテクチャを採用しており、基本的な設計は同一だが、FSBクロックや動作クロック、パッケージ、対応チップセットなどが異なる。

 モバイルPentium 4-Mは、FSB 400MHzで動作し、動作クロックとしては1.40/1.50/1.60/1.70/1.80/1.90/2/2.20/2.40/2.50/2.60GHzの各製品が存在する(クロックが低い製品はすでに製造中止になっている)。それに対し、モバイルPentium 4では、FSBが533MHzに引き上げられており、動作クロックも2.40/2.66/2.80/3.06GHzと全体的に高くなっている。

 また、モバイルPentium 4-Mでは、パッケージとしてデスクトップ向けPentium 4のFC-PGA2ではなく、より小型のMicro-FCPGAパッケージが採用されているが、モバイルPentium 4では、デスクトップ向けPentium 4と同じFC-PGA2が採用されている。

 FSBが変更されたことで、対応チップセットも変更されている。モバイルPentium 4-Mでは、対応チップセットとしてIntel 845MP/845MZ/852GM(Intel 845MP/845MZはグラフィックスコア非統合、Intel 852GMはグラフィックコア統合)が用意されていたが、モバイルPentium 4では、対応チップセットとしてIntel 852GME/852PMが用意されている(Intel 852GMEはグラフィックスコア統合、Intel 852PMはグラフィックスコア非統合)。

 モバイルPentium 4-MとモバイルPentium 4は、ともに拡張版SpeedStepテクノロジやDeep Sleep/Deeper Sleepモードといったモバイル向け省電力機構を搭載している。モバイルPentium 4-MおよびモバイルPentium 4に搭載されている拡張版SpeedStepテクノロジは、動作クロックと動作電圧を動的に切り替えることが可能だ。ただし、動作クロックと動作電圧は2段階(最大パフォーマンスモードとバッテリオプティマイズドモード)の切り替えとなっており、Pentium Mのように多段階で切り替えることはできない。

 モバイルPentium 4-Mの場合、動作クロックにかかわらず、最大パフォーマンスモードでは1.3Vで動作し、バッテリオプティマイズドモードでは1.2Vで動作する。また、バッテリオプティマイズドモード時の動作クロックは、最大パフォーマンスモードのクロックにかかわらず、1.2GHzとなっている。

 それに対して、モバイルPentium 4では、最大パフォーマンスモードでは1.55V(3.06GHz版のみ)または1.525Vで動作し、バッテリオプティマイズドモードでは、1.2Vで動作する。また、バッテリオプティマイズドモード時の動作クロックは、最大パフォーマンスモードのクロックにかかわらず、1.6GHzである。つまり、最大パフォーマンスモード時の消費電力は、動作クロックが同じでもモバイルPentium 4-MよりモバイルPentium 4のほうが大きくなる。

 消費電力が大きいということは、それだけ発熱も大きいということだ。熱設計の基準となるTDPの値を同じ2.40GHz駆動品で比較すると、モバイルPentium 4-Mでは35Wなのに対し、モバイルPentium 4では59.8Wとかなり高くなっている。そのため、モバイルPentium 4-Mは、2kg前後のサブノートPCに搭載することも可能だが(ソニーのバイオノートPCG-V505S/PBでは、モバイルPentium 4-M 2.20GHzを搭載している)、発熱の大きなモバイルPentium 4は、基本的にフルサイズノートPC(デスクトップリプレイスメントとも呼ばれる)専用となる。

 モバイルPentium 4-Mは、今回のモバイルPentium 4と同時に発表された2.60GHz動作品で打ち止めとなり、今後はPentium MがモバイルPentium 4-Mの領域をカバーすることになる。Pentium Mはモビリティ重視のノートPCで使われ、モバイルPentium 4はモビリティよりもパフォーマンスを重視する大型ノートPCで使われることになるわけだ。

 モバイルPentium 4は、モバイルPentium 4-Mに比べて価格的にもメリットがある。モバイルPentium 4-M 2.60GHz品の価格は1,000個ロット時で66,010円とかなり高価であるのに対し、動作クロックで上回るモバイルPentium 4 3.06GHz品の価格は1,000個ロット時で48,980円に設定されている。

 なお、デスクトップ用のPentium 4 3.06GHzでは、Hyper-Threadingテクノロジがサポートされているが、モバイルPentium 4では、同じ3.06GHzでもHyper-Threadingテクノロジはサポートされていない。

【モバイルPentium 4-MとモバイルPentium 4の比較】
 モバイルPentium 4-MモバイルPentium 4
動作クロック1.40/1.50/1.60/1.70/1.80/1.90/
2/2.20/2.40/2.50/2.60GHz
2.40/2.66/2.80/3.06GHz
FSBクロック400MHz533MHz
マイクロアーキテクチャNetBurstマイクロアーキテクチャNetBurstマイクロアーキテクチャ
動作電圧(最大パフォーマンスモード時)1.3V1.55/1.525V
動作電圧(バッテリオプティマイズドモード時)1.2V1.2V
バッテリオプティマイズドモード時の動作クロック1.2GHz1.6GHz
パッケージMicro-FCPGAFC-PGA2
製造プロセスルール0.13μm0.13μm
対応チップセットIntel 845MP/845MZ/852GMIntel 852GME/852PM


●モバイルPentium 4 3.06GHzとIPS方式の15型SXGA+液晶を搭載

 LaVie C LC950/6D(以下LC950/6D)は、NECのノートPC「LaVieシリーズ」の中でもハイエンドに位置する製品だ。LaVie Cは、アドバンストタイプとスタンダードタイプに大別されており、前者はモバイルPentium 4を、後者はモバイルPentium 4-Mを搭載している。

 現行のスタンダードタイプは、モバイルPentium 4-M 2GHzを搭載したLC700/6Dのみだが、アドバンストタイプは、モバイルPentium 4 3.06GHzを搭載したLC950/6DとモバイルPentium 4 2.66GHzを搭載したLC900/6Dの2モデルが存在する。

 LC950/6Dは、モバイルPentium 4の中でも最上位のモバイルPentium 4 3.06GHzを搭載し、メインメモリも標準で512MB装備した、高性能ノートPCである。

 チップセットとしては、グラフィックスコア非統合のIntel 852PMが採用されている。SO-DIMMスロットは2基装備しており、最大2GBまでメモリの増設が可能だ(ただし、出荷時の状態でSO-DIMMスロットの1基に512MB PC2700 SO-DIMMが装着されているので、2GBまで増設するには、512MB SO-DIMMを外して代わりに1GB SO-DIMMを2枚装着する必要がある)。HDD容量も80GBと大きいので、動画編集なども余裕をもって行なえる。

 LC950/6Dでは光学ドライブとして、DVDマルチドライブを搭載していることもポイントだ。最近のノートPCでは、ハイエンドモデルを中心に記録型DVDドライブを搭載した製品が増えているが、やはり1枚のメディアに4.7GBという大容量データを記録できるのは非常に便利だ。LC950/6DのDVDマルチドライブは、DVD-RAM/R/RWの3種類の記録型DVDメディアをサポートしており、記録速度は順に2/2/1倍速である。また、PCカードスロットの下にFDDを搭載しているので、いわゆる3スピンドルノートPCということになる。

LaVie C LC950/6Dの上面。デザインは直線を基調としており、グレーとブラックのボディカラーもシャープな印象を受ける DOS/V POWER REPORT誌とのサイズ比較。15型液晶を採用しているため、サイズはかなり大きめだ SO-DIMMスロットを2基装備しているが、出荷時の状態で512MB PC2700 SO-DIMMが1枚装着されている

標準で装着されている512MB PC2700 SO-DIMM。256Mbitメモリチップが裏表で8個ずつ、合計16個実装されている 左側面にDVDマルチドライブを搭載。ドライブを取り外すことはできない

 ディスプレイとしては、エクセレントシャインビュー液晶と名付けられた15型TFTカラー液晶パネルが採用されている。この液晶パネルは、通常のTN方式ではなく、横電界のIPS方式を採用することで、色再現性と視野角を大幅に向上させていることがウリだ。

「コンピュータの電源を切る」ダイアログボックスに並ぶアイコンの横の長さは約8mmである

 スペック上の視野角は上下左右176度であり、ほとんど真横に近い場所から見ても、十分な視認性を実現している。通常の液晶パネルでは、斜めから見ると色が変位してしまうが、IPS方式のパネルを採用したLC950/6Dでは、色の変位もほとんどみられない。IPS方式の液晶パネルは、高品質な液晶ディスプレイでは採用が増えているが、ノートPCでの搭載例は一部のハイエンド機種に限られる。

 表面処理はアンチグレアタイプではなく、最近流行のツルツルタイプなので、周囲の映り込みはそれなりにあるが、色は鮮やかで、輝度も高いので、DVD-Videoなどの動画再生には適している。

 液晶の解像度はSXGA+(1,400×1,050ドット)で、XGA(1,024×768ドット)に比べて一度に画面に表示できる情報量は約1.87倍にもなる。複数ウィンドウを開いて仕事をする場合でも、画面の解像度が高いので快適に利用できる。

 ビデオチップとしては、ATIテクノロジーズのMOBILITY RADEON 9000(ビデオメモリ64MB)が採用されている。MOBILITY RADEON 9000は、Pixel ShaderとVertex Shaderを搭載したDirectX 8.1世代のビデオチップであり、高い3D描画性能を誇る。ベンチマーク結果については後述するが、最新3Dゲームも快適にプレイできるだろう。


●キートップ表面とパームレスト部に新素材を採用

 LC950/6Dでは、ユーザーが直接触れる部分となるキートップ表面とパームレスト部に新素材を採用していることも特筆できる。

 キートップ表面には、天然シルクをパウダー状に加工し、特殊ウレタン樹脂と複合化したシルクプロテイン塗装が施されている。シルクプロテイン塗装には高い吸放湿性があるため、汗によるベタツキを軽減して、快適なタイピングを実現する。触ったときの感触も指に柔らかく感じられて、なかなか心地よい。

 キーボード自体にもフィーリングを重視した一枚メンブレン方式が採用されており、キータッチは良好だ。キーピッチは19mm、キーストロークは3mmと余裕があり、キー配列も標準的なので、キーボードにこだわる人にもお勧めしたい。ポインティングデバイスのNXパッドも、操作しやすい。

 また、パームレスト部には、クラレが開発した超極細繊維「アマレッタ」が利用されており、本革に似た風合いを醸しだしている。光の当たり方によって、表面の市松模様の光沢が変化するのも面白い。

 そのほか、キーボード上部に高級感があるハーフミラーパーツを採用するなど、アドバンストモデルの名にふさわしく、細部までこだわった作りには好感が持てる。

キートップ表面にはシルクプロテイン塗装が施されており、指に心地よく感じられる。キー配列も標準的だ パームレスト部には、新素材の「アマレッタ」が採用されており、光の当たり方によって、市松模様の光沢が変化する キーボード上部には、ハーフミラーパーツが採用されている。電源スイッチの左には、インターネットボタンとメールボタンが用意されている


●SDメモリーカード/メモリースティックスロットを装備

 インターフェースも充実している。USB 2.0×4、IEEE 1394(4ピン)、PS/2、IrDA、外部ディスプレイ出力、S-Video出力、光デジタルオーディオ出力などの各ポートに加えて、シリアルポートやパラレルポートといったレガシーインターフェースも装備している。

 PCカードスロットはType 2×2またはType 3×1という仕様で、さらにSDメモリーカード/メモリースティック両対応のデュアルメモリースロットも装備しているので、それらを利用するデジカメやビデオカメラなどとの連携に便利だ。

 通信機能としては56kbps対応モデムと100BASE-TX/10BASE-T対応LANを装備しているが、無線LANは搭載していない。ただし、Web通販専用のカスタマイズモデル(LaVie G タイプC)では、IEEE 802.11a/b両対応の無線LAN機能を追加できる。

 LC950/6Dは、基本的にデスクトップの代替として使われるノートPCであり、バッテリ駆動時間はそれほど重要ではない。しかし、LC950/6Dのバッテリはかなり巨大で、電力量も97.68Wh(14.8V、6,600mAh)と大きい。そのため、公称約4.6時間というこのクラスの製品としてはかなり長時間のバッテリ駆動時間を実現している。ACアダプタのサイズも、サブノートPCなどのACアダプタに比べると非常に大きいが、常に持ち歩くための製品ではないので、問題はないだろう。

 LC950/6Dに搭載されているモバイルPentium 4 3.06GHzのTDPは70Wに達し、ノートPC用CPUとしては最大クラスの発熱量となる。大型ヒートシンクとファンでCPUの冷却を行なっているが、ファンの回転数制御が的確なので、通常の利用ならファンの騒音もほとんど気にならないレベルに収まっている。

本体前面には、ステレオスピーカー、デュアルメモリースロット、IEEE 1394(4ピン)、IrDA、マイク、ヘッドホン、音量調整つまみが用意されている 本体前面I/Oポート部分のアップ。I/Oポート部分にはカバーが設けられている I/Oポート部分のカバーを閉じたところ。不要なときにはカバーを閉じておけば、デザイン的にもすっきりするし、ホコリも入らない

本体右側面には、PS/2、光デジタルオーディオ出力、USB 2.0×2、モデムの各ポートが用意されている 本体右側面I/Oポート部分のアップ。こちらにも、やはりカバーが設けられている 本体左側面には、DVDマルチドライブとPCカードスロット(Type 2×2またはType 3×1)、FDDが用意されている

本体背面には、USB 2.0×2、外部ディスプレイ、シリアル、パラレル、LANの各ポートが用意されている 本体背面に排熱用の穴が用意されている。ファンの回転数は温度によって変わるが、通常はそれほどうるさくはない 底面にはMiniPCIスロットが用意されている。カスタマイズモデルで無線LAN機能を追加すると、ここに無線LANカードが装着されるのであろう

バッテリのサイズも大きく、14.8V、6,600mAhの容量を実現している。12セル使っている計算になる 左のVHSビデオテープと比べればわかるように、ACアダプタのサイズはかなり大きい


●ノートPC最速のパフォーマンスを実現

 NECのコンシューマ向け製品らしく、バンドルソフトも豊富である。オフィススイートの「Office XP Personal」をはじめ、ビデオ編集ソフトの「Ulead VideoStudio 6 SE Basic」や「DVD-MovieAlbumSE」、DVDオーサリングツールの「Ulead DVD MovieWriter for NEC Ver.2」などがプリインストールされている。

 さらに、はがき作成や画像表示・編集、交通情報検索、ウイルス対策、音楽編集・再生といった各ジャンルごとに人気の高いアプリケーションが数種類ずつ添付されており(一部はインストール済みだが、他のアプリケーションはHDDにイメージが格納されており、インストールして利用する)、実際にアプリケーションを試用しから、気に入ったものを使えるソフトチョイスサービスと呼ばれるサービスもなかなかユニークだ。

 参考のために、いくつかベンチマークテストを行なってみた。ベンチマークプログラムとしては、SYSmark2002、3DMark2001 SE build330、Quake III Arena、FINAL FANTASY XI Official BenchMark Ver 1.1を利用した(本製品は携帯性を重視した製品ではないため、MobileMark2002は省略した)。

 SYSmark2002は、PCのトータルパフォーマンスを計測し、3DMark2001 SEやQuake III Arena、FINAL FANTASY Official BenchMark Ver.1.1は、3D描画性能を計測することができる。ベンチマークテストは、AC駆動時(電源プロパティの設定は「常にオン」)にして計測した。

 結果は、下の表にまとめたとおりで、どのベンチマークテストも、ノートPCとしては非常に高いスコアを記録している。モバイルPentium 4-M 2.40GHzを搭載したデルコンピュータのInspiron 8500のベンチマーク結果と比べてみても、3DMark2001 SEのスコア以外は大幅に上回っている。バッテリ駆動が可能なノートPCとしては、ほぼ同仕様のInspiron 5150(モバイルPentium 4 3.06GHzとMOBILITY RADEON 9000を搭載)とともに、現時点で最速といってよいだろう。

 FINAL FANTASY XI Official BenchMark Ver.1.1のスコアも4,922と高く、スクエアエニックスによるFINAL FANTASY XI for Windowsの推奨ノートPCとしての認定も受けているので、FINAL FANTASY XIを快適にプレイできるノートPCを探している人にもぴったりだ。

【LaVie C LC950/6Dベンチマーク結果】
SYSmark 2002
Internet Content Creation353
Office Productivity145
3DMark2001 SE
1,024×768ドット32bitカラー(3Dmarks)7,258
Quake III Arena
640×480ドット32bitカラー270
800×600ドット32bitカラー218
1,024×768ドット32bitカラー145
FINAL FANTASY XI Official BenchMark Ver.1.1
 4,922


●デスクトップPC代わりのパワフルなノートPCを探している人にはお勧め

 LC950/6Dは、現時点最速のパフォーマンスを実現したフルサイズノートPCであり、DVDマルチドライブを搭載するなど機能的にも充実している。実売価格は30万円前後であり、コストパフォーマンス的にも魅力がある。重量は約4.3kgもあるので、携帯して使うには向かないが、机の上などでデスクトップPC代わりに使うパワフルなノートPCを探しているのなら、有力な選択肢のひとつとなるだろう。

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【6月12日】NEC、LaVie CにモバイルPentium 4 3.06GHzを搭載
~パームレストに新素材採用、入力時の快適性を向上
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0612/nec.htm

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(2003年7月28日)

[Reported by 石井英男]


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