米国でノートPCの販売額が初めてデスクトップを上回る ~ディスプレイも液晶がCRTを上回る
7月1日(現地時間)発表
米国の市場調査会社NPD Groupは1日(現地時間)、米国の2003年5月期におけるノートPC販売額がデスクトップPCを初めて上回ったと発表した。
米国小売市場でのノートPCの販売数量は、過去4年間デスクトップPCとの差を縮める一方で、2000年1月は25%以下だったものが、2003年5月には40%に達した。販売額は全体(約5億ドル)の54%に達し、デスクトップPCを逆転した。
NPD GroupのStephen Baker氏は、この結果について「消費者の機動性に対する需要と、積極的な価格付け、および仕様の強化が結びついた結果」と分析。米国でのノートPCの単価は1年前より250ドル以上下落し、1,300ドル以下となっており、80%が15型液晶、86%がCD-Rを搭載しているという。
また、2003年5月期のディスプレイ市場では、液晶の販売数量が52%に達し、初めてCRTを上回った。液晶の平均単価は467ドルとCRTより250ドル以上高いが、液晶の家電的デザインが好評を博した。販売額では液晶が70%を占める。
□NPD Groupのホームページ(英文)
http://www.npd.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.npd.com/press/releases/press_030701.htm
(2003年7月3日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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