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マイクロソフト、PDA用OS「Windows Mobile 2003」6月30日発表 マイクロソフト株式会社は30日、PDA用OS及びソフトウェア群「Windows Mobile 2003 software for Pocket PC」(Pocket PC 2003)の日本語版をハードウェアメーカー向けに提供開始したと発表した。 Pocket PC 2002の後継となるソフトウェア群で、ブランド名が「Pocket PC」から「Windows Mobile」に変更された。’98年に発表された同社の初代ペンオペレーションPDA向けOS「Palm PC」、「Palm-size PC」からPocket PCを経て、3度目のブランド変更となる。 ユーザーインターフェイスや外観には大きな変更はないが、ベースとなるOSがWindows CE 3.0からWindows CE .NET 4.2になり、モバイル端末用の.NETプラットフォーム「.NET Compact Framework」が標準搭載された。 各種の通信機能が強化されており、無線LANの自動検知と接続設定が可能な「無線LANゼロコンフィグレーション」機能が搭載されたほか、Bluetoothにネイティブで対応した。 データ同期ソフト「ActiveSync」は3.7になり、PCとの同期のほか、今後発売されるExchange Server 2003と直接同期できるようになった。これにより企業向けシステムでは、従来サーバーとPC、Pocket PCを必要としていたが、PC無しでシステムの構築が可能になる。
搭載ソフトではPocket Internet ExplorerがXHTML Basic、CSS Mobile Profile、IPv6などに対応したほか、Windows Media PlayerがWindows Media 9コーデックをサポートした。また、画像閲覧ソフト「Pictures」とゲーム「Jawbreaker」が新たに搭載された。 このほか手書き入力パネルで、入力に応じた文字の候補を表示する機能が追加されたほか、起動画面に予定を表示できる「Today」画面では、翌日の予定を表示できるように改良された。
Pocket PC 2003搭載機は、日本ではPocket PC 2002同様にNECインフロンティア、カシオ計算機、東芝、日本ヒューレット・パッカード、富士通が発売するほか、新たに日本ビクターからも発売される。 なお、Pocket PC 2003は6月23日(現地時間)に米Microsoftから発表されている。米Microsoftのリリースによれば、日本ビクターはMPEG-4ビデオキャプチャと再生機能、静止画と動画の撮影機能、デジタルビデオカメラのリモートコントロール機能などを備えた端末を発売するとされている。このほかGateway、ASUSTeK、Dell、富士通シーメンス、HP、東芝などからPocket PC 2003搭載機が発売されるとしている。 □マイクロソフトのホームページ (2003年6月30日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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