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Intel、モバイルPentium 4 3.06GHzなどモバイル向け新CPU
6月11日(現地時間) 発表 米Intelは11日(現地時間)、モバイルPentium 4 3.06GHzをはじめとする、モバイル向けCPU 6製品および新チップセット2製品を発表した。 今回発表されたうち、モバイルPentium 4-M 2.60GHz、モバイルCeleron 2.40GHzは、それぞれ従来からのラインナップの最高クロックとなるもの。1,000個ロット時のOEM向け価格は、モバイルPentium 4-M 2.60GHzが562ドル、モバイルCeleron 2.40GHzが149ドル。 一方、同時に発表されたモバイルPentium 4 3.06/2.80/2.66/2.40GHzは、モバイルPentium 4-Mとは異なる新CPUで、デスクトップ用Pentium 4をモバイル向けに改良したもの。 1,000個ロット時のOEM向け価格は、Pentium 4 3.06GHzが417ドル、2.80GHzが278ドル、2.66GHzが218ドル、2.40GHzが186ドル。 パッケージはデスクトップ用Pentium 4と同じFC-PGA2 478ピンを採用しているが、同社によるモバイル熱設計ガイドラインが用意されるほか、拡張版SpeedStepテクノロジ、Deep/Deeper Sleepなどのモバイル向け機能が搭載されている。FSBはいずれも533MHz。HTテクノロジには対応しない。
同社の最新モバイル戦略では、ノートPCのカテゴリが“モビリティ”と“ポータビリティ”に二分されている。 モビリティは、Tablet PCや、サブノート、ミニノートなど携帯されるノートPCを指し、このカテゴリにはCentrino(Pentium M)が充てられる。 ポータビリティは、2スピンドル以上の15型液晶搭載モデルなど、ほとんど移動させない大型のノートPCを指し、このカテゴリにモバイルPentium 4が投入される。 今まで同社は、ポータビリティ用としてモバイルPentium 4-Mを用意していたが、低価格の高クロックノートPCに対する需要から、ノートPCメーカーが独自にデスクトップ用Pentium 4を搭載させるケースがあった。 今回のモバイルPentium 4の投入は、同社がこうした動きに対応したものと言える。 対応チップセットは、今回発表のIntel 852GME/852PMチップセット。852GMEがグラフィック機能を内蔵する以外の仕様は共通で、FSB 533/400MHz、DDR333/266、AGP 4Xに対応。メモリスロットはSO-DIMM×2、最大メモリ容量は2GB。 ポータビリティのローエンド用にはデスクトップCeleronが利用される。 なお、モバイルPentium 4-Mおよび、モバイルCeleronは、今回発表の製品が最終となり、打ち切られる。 【追記】 日本法人のインテル株式会社からも発表された。1,000個ロット時の価格は次の表のとおり。
□Intelのホームページ(英文) (2003年6月12日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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