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COMDEX FALL今年も開催
~メインテーマはビジネスソリューションへ

Key3Media Internationalの社長キム・マイヤー氏

6月4日発表



 キースリーメディア・イベント株式会社は4日、IT業界の大型イベント「COMDEX FALL 2003」の開催概要について、記者発表会を行なった。

 COMDEX FALL 2003は、米国ネバダ州ラスベガス市ラスベガス・コンベンション・センターにて、2003年11月16日~11月20日(現地時間)に開催される予定。

 記者会見ではKey3Media Internationalの社長であるキム・マイヤー氏、およびKey3Media EventsのCOMDEX Worldwide担当上級副社長 マイケル・ミリキン氏が出席し、COMDEX FALL 2003の概要および、Key3Mediaの現状について説明した。

COMDEXにおけるIT業界図 COMDEX FALL 2003のテーマとイベント構成

 その中でマイヤー氏は、Key3Mediaを取り巻く現在の状況について語った。

 Key3Mediaは、2003年2月3日(現地時間)、米破産法第11条の申請を行なっており、米国の投資会社Thomas Weisel Capital Partners(TWCP)の支援により、再建を目指すとしていた。経営を健全化するプロセスは現在も進行中で、6月中旬を目処にTWCPがKey3Mediaの株95%を取得し、新社名を発表する予定という。

 開催が懸念されていたCOMDEXなどを始めとするIT関連イベントについても、「現在計画されている56あまりのイベントについて、滞りなく開催される」(マイヤー氏)ことを強調。それに加え、新たにロシア、ドイツでのイベント開催も検討中であるとし、「今後もこれまでどおり、グローバルなイベントを企画していく」とした。

Key3Media Events COMDEX Worldwide担当上級副社長 マイケル・ミリキン氏

 引き続き、ミリキン氏がCOMDEX FALL 2003の開催概要について説明にあたった。

 今回のCOMDEXは、「Wireless and Mobility」、「Security」、「Open Source」、「Web Services」、「Windows .NET」、「Digital Enterprise」、「On-Demand」の7つをメインテーマとして開催される。

 「従来は単なるPC製品の展示会であったが、IT業界全体に新しい技術への理解を広める場としたい」(ミリキン氏)というように、積極的にIT業界関係者をサポートするような開催方式をとるという。

 そのため、従来のコンシューマ製品中心路線から、今後はビジネスエンタープライズ、先端技術などを利用したソリューション展示へと方針を転換。ビジネスユーザーをターゲットとした商談の場にしていく方針という。

 質疑応答では、「テーマを絞り込むことで、出展企業数などは減ってしまうのではないか?」という質問がされたが、「テーマを絞り込むことで、展示企業数は減ってしまうかもしれないが、排他的というわけではない。より重要なテーマへ焦点を当てるのが目的であり、出展企業が減ってもイベントとしての役割は果たせる」とした。

□Key3Mediaのホームページ(英文)
http://www.key3media.com/
□キースリーメディア・イベントのホームページ
http://www.key3media.co.jp/
□関連記事
【2月4日】COMDEXの主催会社Key3Mediaが破産法申請
~主催イベントは予定通り開催
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0204/comdex.htm
□COMDEX/Fall 2002レポートリンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/link/comd02_i.htm

(2003年6月4日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]


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