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飛鳥の“5倍速い”PCカードアダプタを試す5月26日 発売 標準価格:オープンプライス 株式会社飛鳥より8日に発表されたCF/Microdrive対応の高速PCカードアダプタ「CF32A」が26日に発売されたので、編集部でも購入してみた。同社直販サイトでの購入価格は5,400円(税別、送料無料)。 同製品はPCカードアダプタとしては珍しく32bit CardBusを採用しており、同社によればその転送速度は「16bit PCカードアダプタと比較して約5倍速い(CF利用時)」という。そのパフォーマンスのほどを早速検証してみたい。 比較の対象には通常の16bit PCカードアダプタと、USB 2.0接続のカードリーダを用意。3つのデバイスにそれぞれCF(512MB、30倍速)とMicrodrive(1GB)を挿して転送速度を測定。測定にはHDBENCH Ver3.30を用い、3回の平均値を求めた。 使用したPCはエプソンダイレクトのCentrinoノートPC「EDiCube S150H」で、CPUはPentium M 1.40GHz、メモリは256MBを搭載。OSはWindows XP Home Edition(SP1)。なお、本製品の使用にあたってはドライバのインストールが必要。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。
【ベンチマーク結果】
結果を見てみると、CF32Aは今回用いた機器の中で最速をマークした。読み込みでは、16bit PCカードと比較してCF、Microdriveとも3倍近い転送速度を出している。 書き込み、コピーについては読み込みほど差が出ていないが、本製品の用途を考えた場合、読み込みに利用するのがほとんどとなるため、あまり気にする必要はないだろう。 同社の謳う5倍の速度差は今回のテストでは確認できなかったが、これは使用したメディアで頭打ちしてしまったためと思われる。最近出回り始めた40倍速のCFであれば6MB/sec程度出るので、こういったメディアであれば5倍を実現する可能性はある。 5,400円という価格は、高すぎず、安すぎず、といったところだが、性能の高さを考慮すると本製品のコストパフォーマンスはかなり高いといえるだろう。Microdriveにも対応しているので、サイズの大きなデータを少しでも速くPCに転送したいというようなハイエンドデジタルカメラユーザーには特にお勧めできる。 ところで、CardBus、16bit PCカード、USB 2.0のそれぞれの最高転送速度は133MB/sec、20MB/sec、60MB/sec。いずれも理論値とはいえ、今回試したメディアの持つ転送速度を遙かに上回っており、今回の結果はインターフェイスの違いというより、各アダプタのコントローラの性能の差と考えた方が自然だろう。(16bit PCカードは多少ボトルネックとなっている面もあるが)。 本製品でもCFアダプタを介せば、他のメモリカードを利用できる。が、同じコントローラを利用したもので、4-in-1タイプ、できればデスクトップでも利用しやすいUSBタイプの製品なども出してもらいたいところだ。 □飛鳥のホームページ (2003年5月27日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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