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メルコ牧社長、「玄人志向」を認知
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メルコ 牧誠社長 |
5月14日 発表
2つのブランドの位置づけ |
株式会社メルコは、2003年3月期の連結決算を発表、そのなかで、同社の牧誠社長が「玄人志向は、メルコのマルチブランド戦略のひとつとして位置づける」と言及した。
牧社長が公式の場で、「玄人志向」に言及したのは初めてのこと。
これまで玄人志向は、一般的には謎のブランドとされており、メルコの子会社であるCFD販売が取り扱っていることはユーザーの間でも知る人ぞ知るという存在だった。
「メルコとの関連性については、エンドユーザーに対して積極的にアピールするつもりはないが、従来のように隠すということはしない。マニア層に向けたメルコのブランド戦略、チャネル戦略として重要な役割を担うことになる」として、メルコとの関連性については、訴え方を変える方向を示した。
一方、2003年3月期の売上高は前年比25.0%増の874億8,200万円、営業利益は前年比600.2%増の39億3,100万円、経常利益は490.5%増の40億8,100万円、当期純利益は215.0%増の18億6,800万円の増収増益となった。
製品別に見ると、メモリ事業が250億100万円となり、前年比34.0%増。ストレージ事業が前年比29.5%増の312億2,800万円、ネットワーク事業が3.8%増の228億8,700万円となった。ネットワーク事業のうち、ブロードバンド関連事業は21.1%増の179億5,700万円と大幅に伸びている。
「増収増益は、メモリ事業の伸びと収益性の高さに支えられた」(牧社長)という。
なお、2004年3月期の見通しは、売上高が前年比8.0%増の945億円、営業利益は前年比0.4%増の41億円、経常利益は8.0%増の41億円、当期純利益は7.6%増の20億円とした。
利益面での伸びが少ないのは、無線LAN機器に関するレンタル事業を今年4月から開始しており、それに伴う先行投資の影響によるものとしている。
□メルコのホームページ
http://www.melcoinc.co.jp/
□玄人志向のホームページ
http://www.kuroutoshikou.com/
(2003年5月14日)
[Reported by 大河原克行]
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