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松下、光学ドライブ内蔵で1.29kgの新型Let'snote
~従来シリーズもすべてCentrino対応に

ドライブのカバーを開けたLet'snote W2

5月23日より順次発売

標準価格:オープンプライス

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 松下電器産業株式会社は、光学ドライブを内蔵しながら重量1.29kgを実現した「Let'snote W2」を始めとする、Centrino対応ノート3機種を発表した。

・光学ドライブ内蔵で世界最軽量「Let'snote W2」

 DVD/CD-RWコンボドライブ、12.1型液晶を搭載しながら、重量1.29kgを実現したノートPC。6月13日より発売され、価格はオープンプライス。同社通販サイト「マイレッツ倶楽部モデル」での価格は、Office XPを搭載しないモデルで222,800円。OSはWindows XP Professionalを搭載する。

 従来のB5ファイルサイズノート「Let'snote T1」シリーズと同等のサイズを維持し、本体サイズは268×209.2×27.5~41.5mm(幅×奥行き×高さ)となっている。T1よりも若干厚みが増したものの、同社では、光学ドライブ搭載ノートとして世界最軽量としている。

 軽量化にあたっては、新規開発された重量99gの軽量コンボドライブモジュールを搭載したほか、従来よりも40g軽量化された液晶パネル、マグネシウム板のプレス加工による液晶天版の採用など、様々な工夫が施されている。

 コンボドライブは左手のパームレスト部分が上方に開いてケースカバーとなる、独自の搭載方法を採用。これにより、本体側面からディスクを挿入するタイプなどに比べ、小さな設置面積を維持しつつ、光学ドライブの利用が可能になったという。

 また、バッテリセル(リチウムイオン)は6セルに拡張され、最大約7.5時間のバッテリ駆動が可能になったほか、T1シリーズと同様、冷却ファンを搭載しないファンレス仕様となっている。

 主な仕様は、1,024×768ドット対応の12.1型液晶を搭載。CPUは超低電圧版Pentium M 900MHz、メモリ256MB(最大512MB)、HDD 40GB。チップセットはIntel 855GM、ビデオ機能はチップセット内蔵(最大64MB、メインメモリと共有)。光学ドライブは8/16/10/24倍速のDVD/CD-RWコンボドライブで、DVD-RAMの読み込み(2倍速)にも対応する。

 インターフェイスはIEEE 802.11b準拠無線LAN、Ethernet、Type 2 PCカードスロット×1、SDメモリーカードスロット×1、USB 2.0×2、ミニD-Sub15ピン×1などを備える。

Let'snote W2 プレス加工で成形された液晶の天板 キーボードのアップ

本体右側面。EthernetやPCカードスロットなどを備える 本体左側面。USBコネクタやミニD-Sub15ピンを備えるほか、ドライブ開閉用のスライドスイッチを備える 本体背面。ファンレス構造になっている。バッテリは6セルになり、T1とくらべて駆動時間も延長された

光学ドライブのカバーを開けたところ。写真左のように、若干カバーが浮いたあと、写真右のようにカバーを押し上げて使用する 光学ドライブカバー部分のアップ

W2のために開発された、世界最軽量のコンボドライブモジュール 光学ドライブを搭載しない、T2(写真左)との比較。展示されていた机に段差があるため、大きさが違うように見えるが、設置面積はどちらもほぼ同じ

・Centrinoを搭載した新モデル「Let'snote T2/R2」

 新たにCentrinoを採用したB5ファイルサイズノート「Let'snote T2」およびB5サイズノート「Let'snote R2」の2モデルが5月23日より発売される。価格はオープンプライスで、マイレッツ倶楽部モデルでの価格はLet'snote T2(Office XPなし/無線LANモデル)が202,800円、Let'snote R2(Office XPなし/無線LANモデル)が192,800円。OSはWindows XP Professional。

Let'snote T2 Let'snote R2

 Let'snote T1およびR1の後継モデル。従来のデザインを維持しながら、Centrinoモバイルテクノロジを採用したのが特徴。従来モデルと同様に、筐体はファンレス仕様となっている。

 Let'snote T2は1,024×768ドット表示対応の12.1型液晶を搭載し、本体サイズは268×210×26.1~39.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,070g(無線LANモデル)。Let'snote R2は、1,024×768ドット表示対応の10.4型液晶を搭載し、本体サイズが240×183×23.5~37.2mm、重量は約990g。

 本体サイズおよび液晶パネルサイズ以外の仕様はほぼ共通で、CPUに超低電圧版Pentium M 900MHz、メモリ256MB(最大512MB)、HDD 40GBを搭載。チップセットはIntel 855GM、ビデオ機能はチップセット内蔵(最大64MB、メインメモリと共有)。

 インターフェイスはIEEE 802.11b準拠無線LAN、Ethernet、Type 2 PCカードスロット×1、SDメモリーカードスロット×1、USB 2.0×2(R2ではUSB 2.0×1、USB 1.1×1)、ミニD-Sub15ピン×1などを備える。バッテリはリチウムイオン電池で、バッテリ持続時間は約5時間。

 なお、T2およびR2では、20GBの1.8インチHDDを搭載した軽量モデルが用意されるが、いずれも無線LANモジュールを搭載しない、非Centrinoモデルとなる。また、マイレッツ倶楽部モデルのみ、T2/R2とも、容量60GBの2.5インチHDDを搭載したモデルがラインナップされる。

インテル株式会社 代表取締役ジョン・アントン氏

 発表会には、インテル株式会社 代表取締役のジョン・アントン氏が出席した。同氏は今回のLet'snoteシリーズについて、「Centrinoと松下電器の技術が結びついた、すばらしい製品」と賞賛し、Centrinoモバイル・テクノロジの優位性について、改めてアピールした。

 質疑応答では、「W2シリーズにDVDマルチドライブを搭載することは将来的に可能か?」という質問がされ、「検討はしているが、具体的なプランは無い」としながらも、「技術的には同様のサイズ、重量で搭載は可能と考えている」とコメントした。

 また、IEEE 802.11gなど、高速無線LANの採用については、「独自の無線チップを搭載することは考えておらず、Intelのロードマップに沿って採用していく」としており、あくまでCentrinoブランドにおいて製品を提供していくことを明らかにした。

□松下電器のホームページ
http://www.panasonic.co.jp
□ニュースリリース
http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn030507-2/jn030507-2.html
□製品情報(W2)
http://panasonic.jp/pc/products/w2a/index.html
□製品情報(T2)
http://panasonic.jp/pc/products/t2a/index.html
□製品情報(R2)
http://panasonic.jp/pc/products/r2a/index.html
□関連記事
【2002年】10月9日松下、重量999gのB5ファイルサイズノート「Let'snote Light T1」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1009/pana.htm

(2003年5月7日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]


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