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ソニー、ディスク容量23.3GBの内蔵型光学ドライブ
~青紫色レーザーを採用し、追記・書き換えが可能

今夏サンプル出荷開始

サンプル価格:36万円

連絡先:ソニーマーケティング株式会社
     Tel.0570-00-3311



 ソニーは、青紫色レーザーを用いた5インチベイ内蔵型光学ドライブ「BW-F101」および対応メディアを今夏よりサンプル出荷開始する。メディア容量は23.3GBで、書き換え型「PDDRW23」と追記型「PDDWO23」の2種類が用意される。

 サンプル価格はBW-F101が36万円。メディアはいずれもオープンプライスで、予想販売価格は5,500円前後となる見込み。年末には外付けドライブも発売される予定。OSはWindowsおよびUNIXに対応予定とされている。

 BW-F101は、5インチベイ内蔵型のドライブ。波長405nmの短波長青紫色レーザーオーバーライト相変化記録方式を採用し、対物レンズの開口数を0.85にすることでビームスポットを微小化し、記録密度を向上させた。

 ディスクは光透過保護層厚0.1mmで、傾きや反りによる収差を少なくし、記録/再生時のエラーを低減させた。これにより、ディスクのトラックピッチをDVDの約半分にあたる0.32μmまで縮め、23.3GBの大容量化を実現した。

 最大読み出し速度は11MB/sec、最大書き込み速度は9MB/sec。ドライブのインターフェイスは最大転送速度160MB/secのLVD Wide SCSIだが、市場の需要に応じてUSBやATAPIなどのインターフェイスも採用していく予定があるという。

 なお、同社が先だって製品化した、Blu-rayレコーダなどとの互換性はなく、独自規格となる。また、同社が2000年に策定した「UDO規格」とも異なるという。製品の位置づけとしては、5インチMOの後継製品とされている。

 今後同社では、容量50GB・転送速度18MB/secの第2世代、容量100GB・転送速度36MB/secの第3世代の開発を行なっていくと同時に、オープンアライアンス戦略を推進し、他社へ採用を働きかけていくとしている。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200304/03-014/
□関連記事
【2000年11月1日】ソニー、40GB光ディスク「5.25インチUDO規格(案)」を策定
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001101/sony.htm
【3月3日】ソニー、世界初のブルーレイレコーダを4月10日に発売(AV)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20030303/sony.htm

(2003年4月8日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]


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