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PCエンブレムが国際規格に
4月1日 USO/TC 999/SC 2は、PCケースに取り付け可能なエンブレムのドラフトを承認、USO 9288-1234が成立した。従来、PCのケースに付けられていたエンブレムは、オリジナルであるIBM PC/ATのものをベースにしていたが、特に規格があるわけではなく、各社で微妙にサイズが違うといった問題があった。 PC/ATでは、縦置きを可能にすることから、エンブレム自体が回転できるようになっており、そのために匡体に四角い窪みがつけられていた。のちに互換機向けにケースを作るメーカーがPC/ATケースを参考に設計した際に、OEMがロゴなどを取り付けるスペースを作るために、PC/ATのものをそのまま流用したのが始まり。 特に問題になったのは、エンブレムの厚み。ほとんどのPCケースでは、縦横のサイズはあまり大きく違わないが、エンブレム取り付け位置の奥行きに関しては各社で大きく違い、また、エンブレムを作成する側でも、七宝焼きを使った厚みのあるものから、単なるシールまで厚みがまちまちだった。同規格では、この厚みを2mm以上、3mm以下と規定し、どのケースもこの範囲のエンブレムが取り付け可能であることを要求している。ただし、取り付け方法については、大きく議論が分かれ、粘着テープによる簡易な取り付けを要求するメーカーと、エンブレムにピンを付け、これをケース裏側で固定する方法を主張するメーカーの間で決着が付かず、これを独立させ、別の規格とすることで今回の規格が成立した。 なお、これを受けて、JIZでは、JIZ-X 0999:2003「計算機銘板設計基準」として同規格を受け入れた。 □USOのホームページ(クリンゴン語) (2003年4月1日) [Reported by 塩田紳二]
【PC うおっちホームページ】
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