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NVIDIA、DirectX 9対応のノートPC向けGPU「GeForce FX Go」を国内発表
3月19日発表 NVIDIAは19日、CeBIT 2003で発表されたDirectX 9対応したノートPC向けGPU「GeForce FX Go」シリーズを国内発表した。既にOEM向けに出荷が開始されており、4月には各社からGeForce FX Go搭載機が発売される見込み。 GeForce FX Goシリーズは、デスクトップ用のGPU「GeForce FX 5600」および「GeForce FX 5200」と同機能のコアを搭載するノートPC向けモバイルGPU。FX 5600を搭載するハイエンドGPU「GeForce FX Go5600」と、FX 5200を搭載するメインストリーム向けGPU「GeForce FX Go5200」の2モデルが用意される。
製造プロセスは0.13μmで、動作クロックはGo5600が350MHz、Go5200が300MHz。バーテックスシェーダ 2.0、ピクセルシェーダ 2.0に対応し、従来のGeForce 4 Goにくらべて約2倍のパフォーマンスを発揮するという。 ストリーミング再生機能も強化され、モーション適応型インターレース除去機能、エッジを滑らかに表示するビデオ・デブロッキング技術などを搭載するほか、DVD再生時のCPU利用率を低く抑えることで、バッテリ駆動時でも長時間のDVD再生が可能になったとしている。 また、電源管理機能「PowerMizer 3.0」を搭載することにより、GPUの動作クロックや電圧を動的に上下させてコントロールできるほか、専用のソフトウェアによって、ユーザーがGPUの動作レベル設定できるようになった。 発表会に合わせて来日した米NVIDIAのモバイルプロダクトマネジメント担当ディレクターのビル・ヘンリー氏は、「デスクトップPC市場は停滞気味だが、ノートPCは今後さらに市場が活性化することが見込まれる。より優れたグラフィック性能を要求する声は高く、ノートPCでも3~5年間は利用可能な、より先進的なものを搭載する必要がある」と述べ、今回の製品群がその条件を満たしていることをアピール。 同氏は、「2002年第3四半期のノートPCにおけるNVIDIA製GPUのシェアは25%に達した。GeForce FX Goファミリーの登場によって、このシェアを拡大していく」などと語り、GeForce FX Goシリーズへの自信を見せた。 また、これまでデスクトップGPUのアーキテクチャがノート用に移行するには1年ほどの期間がかかっていたが、今回は、「デスクトップ版の発表とほぼ同時期の発表となった初めてのケース」とし、「ノートPCでもシネマティックコンピュータの時代が来る」ことの証とした。 会場では既にお馴染みとなった、妖精「ドーン」をGeForce FX Go搭載ノートで動かすデモなどが実施され、デスクトップ用GPUと比較しても遜色ないパフォーマンスを発揮できることがアピールされた。 質疑応答では、GeForce FX Goシリーズの消費電力などについて質問がされ、「従来のGeForce 4 Goにくらべて性能は向上しつつ、同レベルに抑えている。これにより、従来と同じフォームファクタにもそのまま搭載が可能」と説明された。 □NVIDIAのホームページ(英文) (2003年3月19日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp]
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